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あの「人気番組」のファンも歓喜!? ブービー人気馬が激走で3年7か月ぶりV

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松本大輝騎手 撮影:Ruriko.I

 12日、小倉7Rに行われた4歳以上1勝クラスは、8頭立てブービー人気のセツメンノトビウオ(牡6歳、栗東・牧田和弥厩舎)が直線押し切って勝利。2019年7月の未勝利戦以来、約3年7か月ぶりとなる白星をあげた。

 芝2600mのレース。セツメンノトビウオと鞍上の松本大輝騎手はスタート後インコースを通り、1周目ホームストレッチでは前から2番手の位置。その後も内ラチ沿いを走り続け、2周目4コーナーを回り終えるあたりで先頭に躍り出る。

 最後の直線では松本騎手の左ステッキに応えてしぶとく脚を伸ばすと、ゴール前では外から今村聖奈騎手の1番人気ケンハービンジャーが迫ってきたが、3/4馬身差をつけて振り切った。

「丸2年以上馬券にすら絡んでいなかっただけに、セツメンノトビウオの勝利には正直驚きました。馬名の意味が『雪面の飛び魚』ということで、今週は関東甲信など広い範囲に積雪があったことも激走するサインの1つだったのでしょうか。

なお同馬の父であるクロフネの産駒は、芝2600mのレースでは19年6月のファントムグレイ以来、およそ3年8か月ぶりの勝ち星にもなりました」(競馬誌ライター)

あの「人気番組」のファンも歓喜!?

 また、今回のセツメンノトビウオの快勝には、人気バラエティ番組『水曜どうでしょう』(北海道テレビ放送)の一部ファンも盛り上がりを見せた。

 タレントの鈴井貴之と大泉洋を中心に1996年10月からスタートした同番組は、2002年9月をもってレギュラー放送が終了したものの、その後も不定期で新作が制作されるなど、今もなお絶大な人気を誇っている。

 そんな同番組の人気企画である「サイコロの旅」において、大泉が着用していたスノーブーツに「雪面の飛び魚」なる異名がついていることは、同番組の視聴者たちの間では有名な話だ。

 そのため、セツメンノトビウオが勝った後、SNSやネット掲示板などには水曜どうでしょうのファンだと思われるアカウントからも「雪面の飛び魚が勝った!」「これには大泉くんも大喜びだろう」などといった歓喜のコメントが多く寄せられていた。

「ちなみにセツメンノトビウオのオーナーである三宅勝俊氏は、他にもブンブンブラウやオミマイスルゾーなど、水曜どうでしょうが由来だと思われる名前の馬を所有。ひょっとすると同番組のコアなファンなのかもしれません」(同)

 騎乗した松本騎手はレース後、「1番人気の馬は王道の競馬をすると思ったので、この馬は少しでもロスなく立ち回ろうと思いましたが、上手く行きました」とコメント。まさにしてやったりの競馬ができたようだ。

 今回でキャリア32戦目となったセツメンノトビウオだが、平地の2600m以上のレースでは2走して共に掲示板を確保している。今後も長丁場では侮れない存在になるかもしれない。

冨樫某

冨樫某

キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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