ドバイワールドカップデーで再び対決するドウデュースVSセリフォス!軍配はどちらに
25日は世界中の競馬ファンが注目するドバイワールドカップデーが開催される。今年は日本馬27頭が出走を予定しており、国内のトップクラスのメンバーがドバイに集結する。
その中でも昨年のダービー馬、ドウデュースが出走するドバイターフ(G1)も注目のレースのひとつだ。3連覇を狙うロードノースを筆頭に、世界の強豪が日本馬に立ちはだかる。日本からはドウデュースの他に、同レースで2着(2021年)、3着(22年)と好相性のヴァンドギャルド、得意の左回り芝1800mで鞍上に世界の名手J.モレイラ騎手を迎えるダノンベルーガ、そして、去年のマイルCS(G1)を制覇したセリフォスも出走予定だ。
日本馬VS外国馬の勢力図であるが、日本馬同士の戦いにも注目だ。ドウデュースとセリフォスは一昨年の朝日杯フューチュリティS(G1)以来の対決となる。このレースではゴール前でドウデュースがセリフォスとの叩き合いを制した。それ以降、距離適性などの違いから互いが相まみえることはなかったが、セリフォスがドバイターフを選択したことで再び激突することになった。ドバイターフ制覇はもちろんのこと、一昨年の借りを返すには絶好の機会でもある。
ネットでは「芝1800mならやれる!」、「ドウデュースと張り合える実力はある」と、ドバイターフ制覇とは別にドウデュースとセリフォスの再戦に盛り上がりを見せている。セリフォスの鞍上には引き続き、同馬と共に前走のマイルCSを制覇したD.レーン騎手が決まっている。
これまでマイルのみのレースだったため、距離延長や海外遠征と初めて尽くしとなるセリフォスだが、同馬を管理する中内田充正調教師は「チャレンジャーの気持ち」と意気込みを語った。出国前の追い切りでは6F88秒9〜1F11秒2と好時計をマークし、レースへ向けて臨戦態勢を整えた。
一方、去年の凱旋門賞(仏G1)で大敗したものの、ドウデュースは前走の京都記念(G2)では、2着マテンロウレオに3馬身半の差をつける圧巻の勝ちっぷり。それに加え、2日の栗東ウッドの追い切りで6F83秒2〜1F10秒6と破格の時計をマーク。騎乗した武豊騎手も「馬ってこんなに速く走れるんだ」と驚きを隠せなかった。陣営から「充実している。能力は間違いない」と自信のコメントが出されたのも納得である。
イギリスのブックメーカーの予想オッズ(21日時点)の発表では、3連覇を狙っているロードノースは3番人気で、ドウデュースは1番人気、セリフォスは2番人気と両雄の海外での評価は高いようだ。日本馬の活躍に注目が集まるドバイWCデーだが、ドウデュースVSセリフォスの戦いにも注目したい。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦
- 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
- 【NHKマイルC】父は名マイラー、母もマイルG1馬の「黄金血統」、前走惨敗で評価急落も…注意しておきたい激走候補2頭
- JRA矢作芳人調教師「馬場のことは、いつも棟広に聞いているぐらいだから」ジャパンC(G1)にコントレイルを出走させる名伯楽も信頼!『KEIBAコンシェルジュ』棟広良隆氏【特別インタビュー】
- 競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
- JRA天皇賞・秋(G1)最強の「攻略法」を発見!? 空気階段「鈴木もぐら」渾身の『絆69馬券』に驚愕!!
関連記事
「逆襲」の社台ファームは希望の星!? 無敗の新星ベラジオオペラ&ソールオリエンス皐月賞へ、新たな“社台ブランド”が人気を呼ぶ意外な側面
「ポテンシャルは非常に高い」川田将雅も能力を絶賛! ディープインパクト産駒「最後の怪物候補」が衝撃の5馬身差V
JRA「3月売上壊滅的」ストライキは泣きっ面にハチだった!? 大幅ダウンという形で明確に表れたファンの声…春のG1連続開催に大きな不安
ディープインパクトやキタサンブラックら栄光の陰で、勝者になれなかった馬たちに待ち受ける悲しい現実…「馬が好き」だからこそ知っておきたい引退馬問題の最前線【特別インタビュー】
JRA高松宮記念、グレナディアガーズ、ナランフレグ、ピクシーナイトらG1馬全滅の危機…。「隠れた短距離適性」の注目穴馬!