
JRA大外枠のソダシに「トラウマ再燃」の大ピンチ!? 元JRA藤田伸二「将雅、そんなイジメんな」…ヴィクトリアマイル(G1)で因縁の人馬と再会

今週末の14日は、春のマイル女王を決めるヴィクトリアマイル(G1)が行われる。何といっても注目は史上3頭目の連覇を狙うソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)の存在だろう。
ソダシがこれまで挙げたG1・3勝は全てワンターンのマイル戦。今回は1歳下のスターズオンアースという強敵がいるものの、最も得意とする舞台なら簡単に負けるわけにはいかない。
昨年11月のマイルCS(G1)以来、半年ぶりの実戦となるが、追い切りも順調に消化。水曜の最終追い切り後には須貝師が「言うことありません。上手く調整できたと思います」と自信を見せるなど、状態面にも不安はない。週末の天気は雨の予報が出ているが、ダートで結果を残しているソダシなら荒れた馬場になったとしても難なくこなしてくれるはずだ。
ただ、そんなソダシに一抹の不安があるとすれば、大外16番枠を引いてしまったことかもしれない。
「ソダシ大外」が、Twitterでトレンド入りしたように、この枠順は決してプラス材料とはいえないだろう。これまでインの経済コースを通る競馬で好走してきた馬だけに、距離のロスが生じる大外からの発走を不安視するファンは決して少なくなかった。
また、一部のファンから16番枠という枠順以上に鬼門となりそうなのが、「枠の並び」だという声も聞かれたが、どのような関係があるのだろうか。
ソダシに「トラウマ再燃」の大ピンチ!?
「ひとつ隣の15番枠に川田将雅騎手のルージュスティリア、さらにその隣の14番枠に団野大成騎手のステラリアが入ったことが、この“不穏な噂”の原因のようです。というのも、2年前のオークス(G1)でソダシが8着に惨敗した際、敗因のひとつとされたのが、川田騎手が騎乗していたステラリアの存在です。
断然の1番人気に推されたソダシは、好スタートを切って好位に取り付こうとしたのですが、外から並走した川田騎手とステラリアが徹底的にマークするような格好で張り付いていたんです。本来なら息を入れたいタイミングでプレッシャーを掛けられたこともあり、ソダシは折り合いを欠いてしまい、直線での失速につながったのではないかと言われていました。
レース後に元JRA騎手の藤田伸二氏も『将雅、そんなイジメんな……』と自身のYouTube『藤田伸二チャンネル』でつぶやいたほど、ソダシに対する川田騎手の容赦ない騎乗でしたね」(競馬誌ライター)
この敗戦と直接的な関係はないかもしれないが、今年のヴィクトリアマイルで因縁の人馬が隣の枠に揃ったことは確か。昨年は見事な勝利を挙げたとはいえ、川田騎手とステラリアが近くにいることで、初黒星を喫したオークスの苦い思い出が蘇るなんてこともありそうだ。
2年前のトラウマが、連覇の懸かる舞台で再燃しなければいいのだが……。
PICK UP
Ranking
11:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客