「プライドにかけて二度と乗ったらアカン!」元JRA藤田伸二氏「ソダシ鞍上問題」に苦言!? 「なんで下ろされてるん?」安田記念(G1)で元主戦・吉田隼人待望論も…

14日に行われたヴィクトリアマイル(G1)で、優勝馬のソングラインと接戦を演じた白毛馬のソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)。アタマ差の2着には敗れたが、人気(3番人気)を上回る好内容の競馬だった。
陣営は状態に問題がないことを前提に、6月4日の安田記念(G1)を次走に見据えている。
激走から中2週で再び輸送を伴う点は不安材料にもなり得るが、ヴィクトリアマイルで計測された馬体重が自己最高を大きく上回る488kgだったことを考えれば、一度叩かれた上積みは大きいはず。安田記念は強豪牡馬も多く参戦してくるが、ソダシが得意とする東京・芝1600mなら大いにチャンスはあるだろう。
ただし、16日現在、誰が安田記念でソダシの鞍上を務めるかは未定のままだ。

「デビューから昨秋のマイルCS(G1)まで吉田隼人騎手が一貫して騎乗してきましたが、今回のヴィクトリアマイルで乗り替わり。新たにコンビを組んだのが、JRAの短期免許で来日中のD.レーン騎手でした。
ヴィクトリアマイルでは試練の大外枠からスタート直後にひと悶着あったものの、『外枠からいいスタートが切れて理想の競馬ができました』と本人が話しているように結果は2着。制裁の対象となったことはいただけませんが、結果だけを見れば好騎乗を見せたといっていいでしょう」(競馬誌ライター)
クセ馬のソダシにテン乗りで僅差2着という結果を残したレーン騎手だが、3週間後の安田記念でソダシに跨ることはない。昨年のマイルCSを制したセリフォスと3戦連続のコンビを組むことがすでに発表されているからだ。
そこで問題となるのが、空席となったソダシの鞍上を誰が務めるか、である。
SNSなどで吉田隼騎手とのコンビ再結成を望む声は根強い。デビューから苦楽を共にし、誰よりもソダシの“乙女心”を熟知しているだけに、そういった声が上がるのは当然のことだろう。
元JRA藤田伸二氏「ソダシ鞍上問題」に苦言!?
しかし、ソダシと吉田隼騎手の復縁に異論を唱える人物もいる。元JRA騎手の藤田伸二氏だ。
藤田氏はヴィクトリアマイルの前日13日に自身のTwitterを更新。「何で下ろされてるん?」と、吉田隼騎手がソダシを降板させられたことに不満の声を上げると、「何がアカン? 理解に苦しむ… 隼人に戻る事があってもプライドにかけて二度と乗ったらアカン!」と、ソダシには二度と乗るべきではないという助言を後輩ジョッキーに送ったのだ。
「コンビ解消の経緯が定かでないこともあってか、藤田氏は後輩騎手の降板劇に我慢ならなかったようですね。
しかも、安田記念でレーン騎手を確保しているならまだしも、そうではありませんでしたから……。吉田隼騎手に手が戻るとすれば、ヴィクトリアマイルでの乗り替わりは『一体なんだったんだ』とも言われかねません」(同)
現役屈指の人気を誇るアイドルホースのソダシだけに、安田記念の鞍上問題は注目されるところ。次走の鞍上は果たして誰になるのか。多くのファンがやきもきしながら発表を待っているはずだ。
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