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リバティアイランドと同じドゥラメンテ産駒に熱視線!? 西山茂行オーナーが惚れ込んだ逸材も注目、「POG向き2歳牝馬」厳選5頭!

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撮影:Ruriko.I

 前回の牡馬編に続き、今回はペーパーオーナーゲーム(以下POG)向きの牝馬をピックアップ。早期入厩組を含めて、来年のオークス(G1)までにより多くの賞金を稼いでくれそうな5頭を厳選した。

エリザベスバローズ(父ドゥラメンテ、母イスパニダ、栗東・杉山晴紀厩舎)

 本馬の父は早逝が惜しまれるドゥラメンテ。この春牝馬二冠に輝いたリバティアイランドを筆頭にタイトルホルダー、スターズオンアースなど3世代だけで5頭ものG1馬を輩出している。特に近2年の牝馬クラシックを総取りしている点はPOGの視点からも見逃せない。

 エリザベスバローズの母イスパニダはアルゼンチンでG1勝ちがある南米の名牝。日本で最初に走った産駒のコリエンテス(父ディープインパクト)は、デビュー3戦目に挙げた1勝にとどまっているが、POGでも人気を集めた存在だった。

 あえて本馬を牝馬の“1位”に指名したのは血統以上に厩舎の魅力が大きい。管理する杉山厩舎は、3年前にデアリングタクトを無敗の三冠牝馬に育て上げ、今年は全国リーディング3位(先週末時点)につけるなど成績は右肩上がり。現3歳世代から大物こそ出なかったが、厩舎別では最多となる26勝を挙げている、その手腕にも期待したい。

クイーンズウォーク(父キズナ、母ウェイヴェルアベニュー、栗東・中内田充正厩舎)

 こちらはリバティアイランドを手掛けた中内田厩舎の良血馬。2020年の朝日杯フューチュリティS(G1)を勝ったグレナディアガーズの半妹にあたる。父がフランケルからキズナに替わったことで、距離も中距離までこなしてくれるだろう。

 所有するサンデーレーシングの期待も大きい。この世代の牝馬の中では2番目に高い総額7000万円で募集されたほどだ。

 育成段階から牧場での評価は上々で、早期デビューを視野に5月中旬に栗東へ入厩済み。この厩舎なら間違いなく阪神ジュベナイルF(G1)制覇を目標に仕上げていくはずだ。

ボンドガール(父ダイワメジャー、母コーステッド、美浦・手塚貴久厩舎)

 22年の1歳セレクトセールにて、『ウマ娘オーナー』こと藤田晋氏が2億3100万円(税込)で競り落としたのがダノンベルーガの半妹にあたるボンドガールである。馬主デビューから1年未満で重賞勝ちを果たした同オーナーも、実はクラシックは未経験。それだけに牝馬路線でこの馬に懸ける期待は相当大きいはずだ。

 父のダイワメジャーは2歳戦から動けるスピードタイプの馬を多数輩出。牝馬だけでもメジャーエンブレム、レーヌミノル、レシステンシア、シゲルピンクダイヤなどPOG期間内に活躍した馬は枚挙にいとまがない。

 そして早速今週末には日曜東京のマイル戦でD.レーン騎手を背にデビューを予定している。クラシック無冠に終わった兄ダノンベルーガの無念を晴らすためにも、初陣を飾り牝馬クラシック候補に名乗りを上げたいところだ。

レイナドラーダ(父レイデオロ、母ショウナンパンドラ、栗東・高野友和厩舎)

 母の現役時代の実績だけならこの馬は世代でも屈指の存在かもしれない。14年の秋華賞(G1)と15年のジャパンC(G1)を制したショウナンパンドラの4番仔にあたるのが、レイデオロ産駒のレイナドラーダだ。

 兄姉はいずれも父がロードカナロア。3頭のうちJRAで勝ち上がったのはパンドレア1頭だけで、これまで2勝にとどまっている。父が新種牡馬のレイデオロとなったことで大化けがあっても不思議ではないだろう。

 母も手掛けた高野厩舎は他にレイパパレ、スタニングローズ、ナミュールなども育成。牝馬なら右に出る者はいない。

ニシノコマチムスメ(父ルーラーシップ、母ニシノハナムスメ、栗東・橋口慎介厩舎)

 最後はほとんどのPOG本でノーマークの存在とみられるルーラーシップ産駒だ。それがニシノコマチムスメ。馬名からも分かる通り、西山茂行オーナーの所有馬である。

 4代母のニシノアートから続くニシノ血脈で、3代母のブランドアートは1992年のフラワーC(G3)を制し、オークスにも出走。祖母ニシノフジムスメは忘れな草賞(当時OP)を勝ち、オークスでも5着に好走している。

 何より西山オーナーが自身のTwitterに「わりーけど、この馬走るよー。来年のオークス予約」とツイートするほど惚れ込んでいる。父ルーラーシップ×母父ディープインパクトは、菊花賞馬のキセキを真っ先に思い浮かべるが、他にも朝日杯FS勝ちのドルチェモアや青葉賞(G2)勝ちのワンダフルタウン、今春の牝馬クラシック戦線を走ったドゥアイズなど早くから活躍する馬も少なくない。この馬をこっそり指名してみても面白いのではないだろうか。

 以上、良血馬を中心に牝馬のドラフト候補5頭を紹介した。この中に来年の桜花賞(G1)やオークスで活躍する馬は隠れているのか、1年後の答え合わせが今から楽しみだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

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