GJ > 競馬ニュース > ダービー「10の悲劇」  > 3ページ目
NEW

消えた武豊の三連覇。7㎝で逃した三冠の偉業……「10の悲劇」から過去のダービーを振り返る。

【この記事のキーワード】, ,

2000年第67回:エアシャカール(2着)

 鞍上は当時人気実力ともピークにあった武豊騎手。しかもスペシャルウィーク、アドマイヤベガとそれまで二年連続でダービーを優勝しており、勝てばダービー三連覇の偉業を達成するところだった。エアシャカールはクラシック三冠初戦の皐月賞を勝利しており、ダービーでも当然の一番人気に支持された。だがレースはアグネスフライトとダービー史に残る叩き合いを演じるもわずか7㎝、ハナ差の2着に惜敗。三冠最終戦となる秋の菊花賞は勝利しており、あと一歩で三冠馬になることができなかった。武豊は三連覇を逃し、馬主のラッキーフィールドもその後ダービーは未勝利。大きな7㎝だった。

2012年第79回:フェノーメノ(2着)

 このレースで20回目のダービー挑戦となった蛯名正義騎手。最後の直線に向き絶妙なタイミングで追い出し、勝ち馬ディープブリランテに並んだところがゴール。しかし悲願のダービー制覇へは約23㎝足りなかった。レース後の蛯名騎手は頭を抱えて号泣したという。現在の蛯名騎手はエージェント制に異を唱えたため出走馬の質が大幅に低下。このレースが最後のチャンスだったといえるかもしれない。

 ここにあげた「10の悲劇」は83分の10でしかなく、その年その年に様々なドラマがある。今年はどんなドラマが待っているのか、ダービーのすべてから目が離せない。

消えた武豊の三連覇。7㎝で逃した三冠の偉業……「10の悲劇」から過去のダービーを振り返る。のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  8. 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 競馬界の象徴「武豊誕生」の根底にあった時代の変化……加速する騎手の圧倒的「格差問題」解消に向けJRAが再び推し進める「大改革」