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C.ルメール×イクイノックス厩舎「大器」が武豊×話題の白毛馬を下してデビューV! 「ダービー候補」と言われた兄が立てなかった東京の大舞台へ

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C.ルメール×イクイノックス厩舎「大器」が武豊×話題の白毛馬を下してデビューV! 「ダービー候補」と言われた兄が立てなかった東京の大舞台への画像1
C.ルメール騎手 撮影:Ruriko.I

 9日、函館5Rに行われた芝1800mの2歳新馬戦は、1番人気レガレイラ(牝2歳、美浦・木村哲也厩舎)が直線差し切って優勝。イクイノックスと同じC.ルメール騎手×木村厩舎の黄金タッグとなった同馬が、8頭のライバルを退けてデビューVを飾った。

 このレースは、ソダシの半弟で白毛のカルパと武豊騎手の人気コンビが初陣を迎えることで注目が集まっていた。だが、同馬を差し置いて単勝1.4倍の圧倒的支持を受けたのがレガレイラであった。

 スタートでやや立ち遅れたレガレイラとルメール騎手だが、すぐに6番手まで押し上げると、道中は前にカルパと武豊騎手を見ながらレースを進める。

 カルパと並ぶように4コーナーを回って行って最後の直線へ。同馬を一瞬で抜き去ると、ゴール前で逃げ馬も難なく交わして1着。最後は手綱を緩める余裕まであった。

「直線を向いたときは逃げていたセットアップの勝ちパターンかなと思ったのですが、レガレイラは楽々と差し切った上に最後は1馬身半も差をつけてしまうとは……。2着セットアップと3着カルパも決して弱い馬ではないと思われるだけに、これは間違いなく大物ではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 ちなみにレガレイラが繰り出した上がり3ハロン34秒3は、2位のそれを0秒8も上回る強烈なもの。ファンも驚愕したようで、レース後のSNSやネット掲示板などでは「他の馬が止まったように見えたわ」「今年デビューした2歳馬のなかで一番強いのでは」といったコメントが見られた。

 また「これは間違いなくクラシック級」という声もあったレガレイラは、父が新種牡馬スワーヴリチャード。半兄に昨年の菊花賞(G1)で4着に好走したドゥラドーレスがおり、近親にはあのディープインパクトがいる良血馬だ。

 兄のドゥラドーレスといえば昨年、東京・芝1800mのセントポーリア賞(1勝クラス)を歴代最速タイムで勝利するなどデビューから2連勝。一部ファンから「ダービー候補」と期待された大器である。

 だが、3戦目に臨んだ毎日杯(G3)では仕掛けが後手に回るなど、勝負どころでスムーズさを欠いて3着に敗戦。賞金加算に失敗してしまい、結局は日本ダービー(G1)の舞台を踏むことが叶わなかった。

 それだけに妹のレガレイラは来春、兄が立つことのできなかった東京・芝2400mと同じ舞台で開催されるオークス(G1)まで駒を進められるかどうか注目を集めることとなりそうだ。

「ドゥラドーレスは菊花賞以来の一戦となった先月の江の島S(3勝クラス)を、ルメール騎手との新コンビで優勝。同騎手は母ロカの産駒で【2-1-0-1】連対率75%と抜群の好成績を誇っています。今後も乗り続けてくるようであれば、レガレイラにとって非常に心強いパートナーとなるでしょうね」(同)

 そのルメール騎手はレース後、レガレイラについて「真面目に走ってくれましたし、最後は良い瞬発力を見せてくれました。能力がありそうです」と総合的に高く評価するコメントを残した。

 管理する木村師も「一つ一つ大事に育てていきたい」と抱負を述べている。まずは兄と同様にデビューから2連勝を飾り「オークス候補」と呼ばれる存在になれるだろうか。

GJ 編集部

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