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噂の騎手たちを「囲い込んだ」キャバクラの徹底的な戦略、過去には池添謙一や三浦皇成に醜聞も…「荒稼ぎ」した某店に競馬関係者が押し寄せた裏事情

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噂の騎手たちを「囲い込んだ」キャバクラの徹底的な戦略、過去には池添謙一や三浦皇成に醜聞も…「荒稼ぎ」した某店に競馬関係者が押し寄せた裏事情の画像1
撮影:Ruriko.I

 今夏の函館は、18勝を挙げた佐々木大輔騎手(19歳、美浦・菊川正達厩舎)が、待望の函館リーディングを獲得。1985年に中舘英二現調教師が記録した20歳を抜き史上最年少での快挙となった。

 デビュー2年目の佐々木騎手は、今村聖奈騎手や角田大河騎手と同期。昨年は年間9勝と後れを取ったが、今年は同期トップの勝利数で独走と絶好調だ。成長著しい注目の若手騎手の重賞初制覇は、そう遠くないかもしれない。

 ブレイクの兆しが見られた佐々木騎手が話題になった一方で、先週末から札幌に舞台を移した北海道開催で若手騎手の“夜遊び事情”にちょっとした注目が集まった。

 先述した今村騎手や角田河騎手や若手騎手6人によるスマートフォンの不適切使用が発覚したように、インターネットに慣れ親しんだ近年の若い世代にとってSNSは非常に身近な存在。自身のアカウントでファンに情報を発信するなど、TVや新聞以外でも近況報告や騎乗するレースに対する意気込みを伝える騎手も増えつつある。

 だが、多くのSNSはどの騎手が誰をフォローしているのか、誰からフォローされているのかなども分かるため、お手軽なツールであるとともに、それをチェックするファンの目も光る。

 そんな折、先日のSNS界隈で話題に上がったのが、何人かの若手騎手のフォロワーに“夜の蝶”と思われるフォロワーたちが急激に増えていたことだ。

 レースで命懸けの騎乗を見せる彼らのプレッシャーや人間関係のストレスは推して知るべし。華やかな世界で活躍するジョッキーといえど、プライベートでは息抜きも必要だろう。

 札幌といえば新宿の歌舞伎町や博多の中洲と並ぶ歓楽街「すすきの」がある都市としても知られているだけに、札幌開催に参戦した騎手たちの“憩いの場所”となっても不思議はない。こちらについてはファンからも「昔からよく聞く話」「別に犯罪を起こした訳じゃない」「それくらいは問題ないのでは?」と概ね肯定的な意見が見られた。

 それとは別の意味で関係者の間で話題に上がったのは、歓楽街に繰り出した騎手たちよりも、騎手を「狙い撃ち」して荒稼ぎした某店の徹底した戦略だったという。事情を知る記者がこの件について興味深い話を教えてくれたので紹介したい。

噂の騎手たちを「囲い込んだ」キャバクラの徹底的な戦略

 今年の函館開催で、競馬関係者をターゲットにしたキャバクラXがもの凄い売り上げを記録したことは、一部の関係者の間で話題となった。この店は札幌を拠点にしているグループの系列店だが、函館競馬を見据えた少し前の5月にオープン。キャストには札幌の支店でもトップクラスの女性を派遣して待ち構えていたという。

 さらに初来店の客は「初回1000円」という破格の金額ということもあり、競馬関係者にも一気に知れ渡った。騎手が調整ルームに入る金曜、土曜さえ厩舎スタッフや調教師が店内を占めていたようだ。

 一般的にキャバクラは仕事帰りのサラリーマンが客層のため、日曜の夜は営業していないことが多いものの、「太客」として期待できる騎手に来てもらおうと日曜にも営業と抜かりはなかったのだから、さすがというしかない。

「春のG1や重賞を賑わせた若手騎手らが、後輩を連れて週に何度も来店し、1度の会計で数十万のような豪遊をしていたそうです。その他にもG1勝ちでブレイクした有望株など、挙げればキリがないほど……。ベテラン騎手も可愛がっている若手を連れて来ていたらしいです。スポットで函館に乗りに来ていた騎手らも遊びに来ていたみたいで、若手騎手にとって “御用達”のようになっていました。

先週末から札幌に開催が移りましたが、このキャバクラは元々札幌ホームのグループが経営しているので、騎手の囲い込みはお手の物。函館でお気に入りだったキャストが札幌に戻り、そのまま札幌の店でもご贔屓の店になっている様子でした。

こういった話はすぐに広まるので、噂を耳にした若手たちが先輩に連れて行ってもらおうと、“不純な動機”で北海道滞在をアピールする流れに拍車が掛かりました。そんなこともあって今年は多くの若手騎手が北海道に集まり、競馬場の雰囲気はいつになく明るかったですよ。話好きの岩田康誠ですら若い子ばかりで居心地が悪かったのか、朝の調教を終えるとすぐさま帰っていくくらいでした」(競馬記者)

 勿論、騎手たちが夜の店で豪遊したところで、自分の稼いだお金で遊んでいるのだから、何に使おうと他人にとやかく言われる筋合いはない。

 ただ、過去にはこういった店でハメを外し過ぎて、週刊誌の記事になった池添謙一騎手や三浦皇成騎手のようなケースもあった。夜遊びが原因で調教に遅刻したり、すっぽかした騎手がいたという話も聞かれただけに、できれば「本業に影響の出ない範囲」で楽しんでもらいたいものだ。

高城陽

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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