武豊も意識した女性騎手の快進撃!「有頂天になっています」「夢のような気持ち」の2日間…M.ミシェルの再来となるか

国内外のトップジョッキーが札幌競馬場に集結した「2023ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」。優勝したのは4戦未勝利ながら、上位に食い込んで着実にポイントを稼いだ岩田望来騎手。23歳の若さで武豊騎手や川田将雅騎手らを相手に栄冠を勝ち取ったのだから価値がある。
その一方、今年のWASJで旋風を巻き起こしたのは、オーストラリアのR.キングとフランスのM.ヴェロンといった女性騎手たちだ。
前者は1ポイント差の2位、後者は4位と抜群の存在感を発揮した。日本の場合、重賞などの特別競走やハンデキャップ競走を除くと、女性騎手は減量特典を得られるが、海外から来た彼女らは、「減量なしの真っ向勝負」で互角以上に渡り合った。
かといって、彼女らは性別に関係なく自国で既に複数のG1を勝利している実力の持ち主である。事実、優遇措置がなくとも十分な腕前を披露してくれた。
キング騎手は第1戦を勝利し、ヴェロン騎手は第3戦を勝利。昨年との連覇を狙った武豊騎手もYouTubeで公開されたジョッキーカメラの映像内で、彼女たちの着順を意識する言葉を発していた。
キング騎手は初勝利を挙げた際に「最高の気持ちです。有頂天になっています」と喜びのコメントを残し、充実の2日間を終えて「近いうちにまた日本に戻ってきたいなと思います」と再来日に意欲を見せた。
また、第3戦を制したヴェロン騎手は「夢のような気持ちです」と喜びを爆発させ、「また日本に戻ってきて勝ちたい」と興奮気味に語っていた。
M.ミシェル騎手の再来となるか
すっかり「親日家」となった彼女たちだが、WASJで活躍した女性騎手で思い出されるのは、2019年のWASJで3位に健闘したM.ミシェル騎手だ。このときの来日で日本に魅了された彼女は、翌年に地方競馬の短期免許を取得。それだけでなく、昨秋にはJRAの通年免許を目指したが残念ながら不合格。今年も引き続き免許取得に挑戦することを明言している。
今年のWASJで爪痕を残したキング騎手やヴェロン騎手もミシェル騎手と同じく、日本競馬に好印象を抱いたことは間違いない。
この来日をきっかけに、近い将来に短期免許を取得して再び日本で騎乗することもあるだろう。
PICK UP
Ranking
11:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?- JRA種牡馬フィエールマン「二軍スタート」の冷遇に疑問の声……実績はコントレイルに次ぐNo.2も問われる「3000m級」G1の価値
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択
- JRAノーザンファーム時代終焉へ「16億円」大勝負の“答え”が今週末に!? 「33億円の悲劇」から26年……日高関係者の“命運”を背負った良血がついにデビュー!
- 【ホープフルS】“クロワデュノールなんて目じゃない!”今年最後のG1!冬の中山で走る穴馬の法則、名門調教師絶賛の穴馬!
- 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
関連記事

キタサンブラックがわずか2年で「稼ぎ8倍」の大躍進!その陰で「早熟&ズッコケ」疑惑の2頭は人気急落!?

「正直びっくり」「こんなに強いとは……」小倉の単万男がまたも大仕事! まさかの結末にファンは唖然茫然…敗れた大本命も「勝った馬が強かった」の全面降伏

浜中俊「強かったと思います」ナムラクレア快勝も本番に黄色信号?…スプリンターズSに不穏なデータと主戦の苦い過去

「セリフォスの再来」がC.ルメールに猛アピール!イクイノックス妹との直接対決避けられず…晩年のダイワメジャーに「異質」な大物候補が登場

ギャンブラーが繰り返す「過ち」の対処をどうするか? オイシイ思いと同じくらい手痛い思いも…夏競馬で見誤った「痛恨ミス」の打開策【徒然なる神のくず競馬トーク】
















