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「話にならない」初G1チャンスで悪夢の競走中止から3年…三浦皇成が距離延長で本領発揮の「新星」とクラシック戦線に急浮上!
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土曜中山の9Rに行われた芙蓉S(OP)は、三浦皇成騎手とシリウスコルト(牡2歳、美浦・宗像義忠厩舎)のコンビが勝利。皐月賞(G1)やホープフルS(G1)と同じ中山・芝2000mの舞台で、後続に2馬身差をつける完勝劇だった。
人馬は前走の新潟2歳S(G3)で初コンビを結成。12頭立てシンガリ12番人気という超人気薄だったが、最後の直線で上がり2位の末脚を繰り出し、5着に入る好走を見せていた。
その前回の返し馬の際に、三浦騎手はシリウスコルトからもっと長い距離が向いていると感じ取ったようだ。調教師にも進言し受け入れられたようで、今回は距離を2ハロン延ばしての一戦となった。
道中は8頭立てのちょうど中団付近を追走。3コーナーからは外々を引っ張りきれない手応えで上がっていき、直線入り口で早くも先頭に並びかける。鞍上のゴーサインが出ると力強く脚を伸ばし2馬身差でゴール。入線後には三浦騎手の左手も上がっていた。
「三浦騎手の読み通り、距離延長が見事にハマりましたね。また同騎手が『ペースが遅くて一瞬ハミを噛むところもあったが、普通の競馬なら折り合いはバッチリです』と振り返っていましたが、気性面であまり難がないというのもストロングポイントの1つでしょう。今後のクラシック路線で楽しみな1頭になりそうですよ」(競馬誌ライター)
レース後の三浦騎手も「距離が延びていいと思っていました」と、まずはしてやったりのコメント。さらに「色々な経験ができたことが大きいです」と、この先へ向けて馬に競馬を教えることもできたようだ。
「話にならない」初G1チャンスで悪夢の競走中止から3年…
そんな三浦騎手は芙蓉Sを、2020年のランドオブリバティ以来となる2勝目。3年前は同馬とのコンビでその後、暮れのホープフルSに挑戦している。
デビュー2連勝中だった上にディープインパクト産駒の良血馬でもあったランドオブリバティは、ホープフルS当日、ダノンザキッドに次ぐ2番人気の支持。当時キャリア13年目だった三浦騎手に初の中央G1制覇を期待していたファンも多かったに違いない。
レースでは1コーナーで押し出されるようにハナへ。引っ張り切りの手応えで勝負どころへと向かっていったのだが、4コーナーを回り切れず、大外へまさかの逸走……。そのまま競走中止となり、三浦騎手は外ラチにぶつかる寸前に馬場にふり落とされた。そんな悪夢のようなレースとなってしまったことを覚えているファンもまだ多いだろう。
レース後にはランドオブリバティを管理する鹿戸調教師も「話にならない」と苦言を呈していた。ちなみに三浦騎手はその後の2戦でも同馬に跨ったものの、スプリングS(G2)7着を最後にコンビ解消となっている。
「ランドオブリバティのホープフルSは不可抗力もあったと思われますが、三浦騎手にとっては非常に残念なレースとなってしまいました。なお同騎手はその後もG1を勝てておらず、連敗記録は『114』まで伸びています。今秋のG1戦線やシリウスコルトとのコンビで連敗ストップに期待したいですね」(同)
シリウスコルトを管理する宗像調教師はレース後、「暮れのG1が目標になると思う」と今後の展望について語った。コンビでホープフルSに向かうこととなれば、三浦騎手にとっては絶好のリベンジの舞台となるかもしれない。
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