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もし、キャプテン渡辺が競馬に出会っていなかったら…秋華賞を考えながらifを考える【徒然なる神のくず競馬トーク】

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「ギャンブル人生」

 私は大きな声では言えない年齢からギャンブルをやって来ています。良くも悪くも、人生において私とギャンブルが切っても切れない関係であることは揺るぎない。だから、たまにギャンブルをやっていなかったバージョンの自分の人生を知りたくなることがあります。

 人生のifにもいろいろありますが、例えば私は「もしも芸人をやっていなかったら?」とかは、全く気にならないんですよね。少なくとも普通に就職をするという選択肢、いわゆる普通の人生を歩むことを幼い頃からほんの少しも想像したことがないので、どうなっていたんだろう?と思うことが出来ません。

 基本的にifというものは「あの時、あっちを選んでいたら」とか、「あの時こうしていたら」みたいなことから生まれるもので、他の選択肢がない場合はifの対象にならないんですよね。芸能界とか、そういう特殊な世界を目指そうと思ったことのない人が、例えば「もしも俳優になっていたら?」というような想像に思いを馳せるのは、なかなか難しいでしょう。

 だが、私にとってギャンブルは別だ。

「あの時ギャンブルと出会っていなかったら」、「あの時ギャンブルをヤメていたら」、これは自分にとって実に興味深いことなのです。まあ、私の場合は競馬などのギャンブルの趣味が、ネタや仕事に直結しているというのもあります。あ、決して後悔しているわけではありませんよ。単純な興味と好奇心です。

 もしもギャンブルをやってなかったら、かあ……。まず芸人として、今の立ち位置は絶対にあり得なかったですよねえ……。私はトリオからピンになった時に、自分で言うのも何ですがパチンコあるあるのネタが異常な程にウケたんです。そのおかげでピンネタに自信を持つことが出来、R-1の決勝にも行けて、そのネタの内容からギャンブル系の仕事を貰えるようになりました。今の私を是とするのなら、正にギャンブル様々ではある。

 しかしながら、これが芸人としてベストだったのかどうかは誰にもわかりません!

 もしギャンブルに目もくれず、芸人道、ネタ道を邁進していたら、ゴールデン番組の常連芸人になれていたかもしれないのですよ! それはなさそうですが! いやいや、わかりませんよ!!(笑)。

 逆に打ちのめされて、芸人をヤメていた可能性だってあります。大体が今までの人生において、ギャンブルに使ってきた時間を他の何かに使っていたとしたら、それがどんな事であれ、人生も人格すらも全く違うものになっていたと思うんですよね。どっちが良かったのかは永遠にわかりませんが。

 世の中に趣味は数あれど、ギャンブルはその人の人生や人格に及ぼす影響が、良くも悪くも大きい部類に入ると思う。ヘタしたら趣味の中では一番大きいかもしれない。私と同レベルくらいでギャンブルをやっている人ならわかってくれると思います。まず、金銭感覚からぶっ壊れてますからね(笑)。

 まあ、でも今の私を振り返ってみるに、どう見てもおそらく競馬をやっていて良かった可能性は、非常に高いでしょうな(笑)。皆さんはどうですか? ギャンブル、競馬をやっていなかった自分が想像出来ますか? そして、その姿は今の自分とは全く違いそうですか? それともそれほど影響は大きくなさそうですか? 教えてください。

 というわけで、とりあえず、秋華賞よ!
改めて「競馬をやってて本当によかった〜!!(涙)(涙)(涙)」と心から思えるほど勝たせてくれ!!!!それではまた。

キャプテン渡辺

キャプテン渡辺

お笑い芸人。1975年10月20日生まれ、静岡県静岡市出身。A型。放送芸術学院卒業。2005年にお笑いトリオ・キラッキラーズを結成。現在はピン芸人として活躍中。土曜の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)レギュラー。競馬予想術の粋を集めた自著「神の馬券術」(KADOKAWA)が好評発売中

【YouTube】くず競馬チャンネル

Twitter:@captain1975

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