GJ > 競馬ニュース > 「馬と会話ができる」横山典弘じゃなくても分かっちゃった? 競走中止に手痛いお仕置きも…納得せざるを得ない「珍名馬」のストライキ
NEW

「馬と会話ができる」横山典弘じゃなくても分かっちゃった? 競走中止に手痛いお仕置きも…納得せざるを得ない「珍名馬」のストライキ

【この記事のキーワード】, ,
「馬と会話ができる」横山典弘じゃなくても分かっちゃった? 競走中止に手痛いお仕置きも…納得せざるを得ない「珍名馬」のストライキの画像1
撮影:Ruriko.I

 時折目にすることがある珍名馬。我々ファンからしたら珍名に思えても、命名したオーナーは大マジメに考えた馬名だろう。過去にモチやオマワリサンなど、ユニークな馬名で人気を博した馬がいた一方で、ユキチャンやオレハマッテルゼのように重賞やG1を勝つような馬もいる。

 そんな愛される珍名馬が出走していた14日の開催。モテモテ(新潟11R)、ワタシキレイ(東京2R)、イロハニオエ(東京6R)、カッコヨカ(京都最終)など、複数の珍名馬たちが出走していた。

 中でもひと際目を引いた馬が、この日のメインレースである府中牝馬S(G2)のひとつ前に行われた東京10Rにいた。

 12頭立てで争われた芝1400mのレースを制したのは、2番人気に支持されたジューンオレンジ。残念ながら結果的に1頭の珍名馬は競走中止となってしまった訳だが、その負けっぷりは「何とも言えない」内容だったかもしれない。

 大外12番枠からスタートした珍名馬だが、ゲートこそ普通に出たものの、鞍上の永野猛蔵騎手が気合をつけて激しいアクションで促しても、まったくの無反応。押そうがどうしようが、パートナーの“やる気スイッチ”がオンとなることもなく、あろうことか内ラチに向かって歩き始めると、そのまま立ち止まってしまったのである。

 12頭中の最低人気だったことは事実だが、レースに参加することなく終戦してしまったからには「発走後まもなく、前進気勢を欠いたため競走を中止しました」と裁決の対象となっても仕方なしだった。

 競走馬といえども生き物だけに、馬と会話ができると噂される横山典弘騎手にでも聞かなければ、どうしてこんな行為に及んだのかという“本人の気持ち”は分からない。

納得せざるを得ない「珍名馬」のストライキ

 しかし、その馬名が“名は体を表す”という意味でなら、一般のファンでも理解が出来そうな気持ちにさせられたかもしれない。

 というのも、問題になった珍名馬が、モチベーション(牝4、美浦・清水英克厩舎)という馬名だったからである。

「モチベーションとは馬名の由来にある通り、『意欲』という意味です。スタートはしたものの、すぐに前進気勢を失って職務放棄のような競走中止に……。モチベーションが、あろうことかモチベーションを失ってしまったというわけです。家を出るまでは頑張ったが、やっぱり会社や学校に行きたくないと引き返す気持ちに似ていたかもですね」(競馬誌ライター)

 これにはネットの掲示板やSNSでも、「分かるー」「これ俺だわ」「そんな日もあるよね」と自分の姿を重ねるファンもチラホラ……。ブービー人気フミロアの単勝オッズ68.4倍を遥かに上回る127.4倍の超人気薄ということもあり、“被害者”が少なかったことは、ファンにとっても不幸中の幸いだったのではないか。

 JRAの発表した裁決レポートによると「令和5年10月15日から令和5年11月4日まで出走停止。停止期間の満了後に平地調教再審査」という手痛い“お仕置き”が下されたようだ。

 超人気薄の馬だっただけに、マジメに走っても勝算の低かった可能性はあるが、もしも「モチベーションが上がらなかったから、やる気が出ませんでした」という推測が正しかったなら、他人ごとに思えない“ストライキ”ではなかったか。

 “謹慎明け”のレースがいつになるかは分からないが、印象的な馬名も含めて今後も応援したくなる馬である。

黒井零

黒井零

1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

「馬と会話ができる」横山典弘じゃなくても分かっちゃった? 競走中止に手痛いお仕置きも…納得せざるを得ない「珍名馬」のストライキのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  2. JRAソダシ脱落の大ピンチ!? フェブラリーS(G1)は“ヘビー級”が絶対的優位も「太りすぎ」はNG
  3. JRAカレンブーケドールに「シルバーコレクター」返上のチャンス!? 宝塚記念(G1)「初勝利」の歴史が善戦続きに終止符の期待、戸崎圭太はダノンキングリーの屈辱を晴らせるか
  4. 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
  5. 元JRA藤田伸二氏「騎乗停止」岩田康誠の「後輩イジメ」を衝撃告白! 藤懸貴志以外に「4、5名が……」「酔っ払って暴行で始末書」異例の“即処分”となった舞台裏
  6. JRA「七夕の願い」を信じてはいけないこれだけの理由!? 七夕賞(G3)が枠連「7−7」で決まったのは……
  7. JRA三冠馬オルフェーヴル「セール惨敗」で種牡馬終了の危機!? 2019年クラシック”存在感なし”「種付料」右肩下がり……
  8. JRA大逸走→最下位の屈辱から「8馬身差」逃げ切りVの大変身! 代役の“パンサラッサ級”逃走劇に、主戦の「逃げ職人」も心中複雑!?
  9. 武豊vs今村聖奈に待ったをかける男あり?真夏の祭典「WASJ」出場をかけた争いがアツい!
  10. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?