エフフォーリア妹イゾラフェリーチェがデビュー! ドゥラメンテ、キタサンブラックら“最強世代”の素質馬もスタンバイ
15日に秋華賞(G1)が行われ、単勝オッズ1.1倍という圧倒的な人気に応えリバティアイランドが勝利。牝馬三冠を達成した。
週を追うごとに盛り上がっていく秋のG1シーズン。今週は、牡馬クラシック最終戦となる菊花賞(G1)が開催されるが、その前日、21日には、「あの年度代表馬」の半妹が登場する。
それは、土曜東京の新馬戦(芝2000m)でデビューを予定しているサトノクラウン産駒のイゾラフェリーチェ(牝2、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。鹿戸厩舎の管理馬ということでピンときた方もいるだろうが、本馬の半兄は皐月賞(G1)、天皇賞・秋(G1)、有馬記念(G1)を制した2021年の年度代表馬エフフォーリア。半姉にも今年の桜花賞(G1)で3着に入ったペリファーニアのいる超良血馬だ。
鹿戸調教師も『サンケイスポーツ』の取材に「牝馬にしては立派な体をしているし、(兄や姉と)似た雰囲気がある」答えていたように、血統的な魅力のある本馬の活躍に期待を寄せている。
ライバルにはあの“最強世代“の子どもたちが登場
デビュー勝ちを狙うイゾラフェリーチェだが、同じレースに出走予定のライバルたちもなかなかの粒揃いだ。
まずは、ドゥラメンテ産駒で”マジックマン”とも呼ばれる名手、J.モレイラ騎手を配した素質馬アルゴナヴィスだ。
本馬を管理するのは三冠馬オルフェーヴルらを育てた名門・池江泰寿厩舎。きょうだいはデビューした8頭中6頭が勝ち上がるというハイアベレージ。ドゥラメンテ産駒は先週のリバティアイランドやタイトルホルダーなど、活躍馬を多数輩出しており、侮れない相手だろう。
名門・国枝栄厩舎のサトノエピックも侮れない。こちらは、イクイノックスの活躍で有名なキタサンブラックの産駒。陣営も「順調に来ている」と勝負度合いも高そうだ。鞍上は戸崎圭太騎手を予定している。
現在の日本競馬界を「父」として盛り上げる、サトノクラウンをはじめとした、2012年生まれで2015年にクラシックを戦った最強世代。22日の菊花賞では、奇しくもダービー馬タスティエーラ、皐月賞馬ソールオリエンス、目下4連勝中のドゥレッツァが出走予定で、その全頭が上位人気に想定されており、激戦が予想されている。
本新馬戦と菊花賞、それぞれ一体どんな結果になるのか注目したい。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「ユタカァ、あけろー!」藤田伸二氏が明かした“恐喝”日本ダービー制覇の裏話…“怒り心頭”武豊から掛けられた恐怖の言葉とは
- JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- ヤマニンウルス、オーサムリザルトに新たなライバル登場か…元クラシック候補が路線変更ズバリ、M.デムーロ「強かった。乗っていただけ」
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!