’19 産経賞オールカマーを制した個性溢れるステゴ産駒は、馬術の世界でも重賞級に！｜スティッフェリオ
かつて観衆を沸かせた名馬の“今”を紹介！
走り終えた今も、観衆を魅了したあの日の輝きは、決して色褪せない。
全国で暮らす、名馬の個性と“今”を集める『ウチの子はあの名馬！個性にLOVE❤︎ 引退馬コレクション』をお届けします！
今回のコレクションは、2019年の産経賞オールカマー（G2）などを制した、スティッフェリオ！
現在は、北海道勇払郡安平町にある早来エクワインファームで暮らしているとのこと。
そのお世話をしている梁川さんにマル秘情報をたくさん聞いちゃいました！
梁川 八重さん
（早来エクワインファーム インストラクター）
ウマ歴：9年
出身地：沖縄県
趣味：ピアノ
休日の過ごし方：子ども＆犬と、のんびり
スティッフェリオ
ニックネーム｜スーちゃん、フェリオくん
生年月日｜2014年2月17日
生産者｜社台ファーム
馬主｜社台レースホース
戦績｜29戦8勝（2着4回,3着3回）
獲得賞金｜3億3,121万円（中央）
主な勝鞍｜2018年 福島記念（G3）、2019年 小倉大賞典（G3）、2019年 産経賞オールカマー（G2）
父｜ステイゴールド
母｜シリアスアティテュード
母父｜Mtoto
ここにきた日｜2020年8月
スティッフェリオは、2017年のセントライト記念（G2）で4着となり優先出走権を逃すも、抽選で6分の1となった狭き門を突破し、菊花賞（G1）に出走。
その後、4歳7月末までに条件戦で3勝を挙げてオープン入りをすると、久々の重賞挑戦となった札幌記念（G2）でも先行力を生かし、勝ち馬に0.4秒差の5着に健闘し、1走挟んで挑んだ福島記念（G3）では、3番手追走から直線で力強く抜け出し、重賞初制覇を果たしました。
休養を挟み、重賞タイトルを手に挑んだ2019年の小倉大賞典（G3）では、前を行くサイモンラムセス、タニノフランケルを差し切って連勝を遂げると、続く大阪杯（G1）と宝塚記念（G1）は共に7着と健闘し、迎えた産経賞オールカマー（G2）は同世代のダービー馬、レイデオロなどのライバルを尻目に逃げ切り、重賞3勝目を挙げました。
同馬は2020年の天皇賞・春（G1）でフィエールマンにハナ差迫る2着となり、続いて宝塚記念（G1）に出走後、休養中に左前脚屈腱炎を発症し、惜しまれつつも現役を引退。
引退後は社台ファームで乗馬となる予定でしたが、同牧場から早来エクワインファームにお声がかかり、ここで乗馬として第二の馬生をスタートすることになりました。
センサイかつシンチョウな面もありながら、人懐っこさも併せ持っており、乗馬として皆さんに可愛がられている姿が目に浮かびます！
担当している梁川さんに、スティッフェリオの”印象的なエピソード”を聞いてみました！
「とにかく耳を触られるのが嫌いで、手を近づけるだけで頭を上げてしまうのですが、最近は信頼してきてくれたのか、手入れのときは頭を差し出してくれるようになりました。」
まさにセンサイ＆シンチョウな性格が表れているエピソードですね！
自分を想ってくれる人には心を開いてくれるところが、とても愛おしく感じます！
遠征で、イサチルチャームと馬房が隣になった時、顔を寄せたり、覗き込んだり、気になっている様子だったそうです。
馬房の前や、蹄洗場で繋がれている時、前を横切る馬には必ず威嚇するようです。
実は2021年の北海道地区夏季馬術大会・馬場馬術競技Ａ２課目で、すでに優勝を果たしているスティッフェリオ。
先日、ノーザンホースパークで行われたRRC（引退競走馬杯）でも、馬場馬術競技で4位になっていました。
障害馬術でも結果を出しており、乗馬としての素質も重賞馬級！？
今後の活躍から目が離せません！
スティッフェリオは、お客様のレッスンはもちろん、競技会でも頑張っています。
これからも彼の第二の馬生を応援していただけると嬉しいです。
いつでも見学可能ですので、ぜひ会いにきてください。
梁川さん、スティッフェリオのマル秘情報をたっぷりご提供いただき、ありがとうございました！
スティッフェリオは、早来エクワインファームさんのホームページ上にある「Contact」からお問い合わせをいただくか、事前にお電話でご連絡をいただくと見学が可能です。
電話番号 0145-22-3227
営業時間 9時～17時
そして早来エクワインファームさんのSNSからも、スティッフェリオの姿をチェックできるので、ぜひフォローしてみてください♫
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Instagram｜equine_farm
WEBサイト｜早来エクワインファーム
ニコニコチャンネル｜引退競走馬応援チャンネルat早来エクワインファーム
協力：早来エクワインファーム
取材・文：片川 晴喜
デザイン・編集：椎葉 権成
制作：Creem Pan
著作：Creem Pan・GJ