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C.ルメール、川田将雅「無双状態」2人で秋G1総ナメ…待ったをかけるのは関西若武者か、武豊ドウデュースか

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C.ルメール騎手 撮影:Ruriko.I

 12日に行われたエリザベス女王杯(G1)は、3歳馬のブレイディヴェーグが優勝。イクイノックスに次いで史上2頭目となる、キャリア5戦目での古馬G1制覇を成し遂げた。

 最内枠からやや出負け気味のスタートだったが、すぐに位置を取りに行き、終始内目を立ち回って勝利に導いたC.ルメール騎手の手綱さばきも見事としかいいようがない。これで同騎手は菊花賞(G1)のドゥレッツァ、天皇賞・秋(G1)のイクイノックスに続いて、秋のG1・3連勝となっている。

 なお、今秋JRAで開催された5つのG1のうち、残りの2つを制しているのは川田将雅騎手だ。

「無双状態」2人で秋G1総ナメ…

 つまりここまで秋G1は上記の2人しか勝っておらず、川田騎手→川田騎手→ルメール騎手→ルメール騎手→ルメール騎手の順番で決まっているのである。

 ちなみに19日に行われるマイルCS(G1)でも、川田騎手はセリフォス、ルメール騎手はシュネルマイスターにそれぞれ騎乗予定。『netkeiba.com』で公開されている単勝予想オッズでは前者が1番人気、後者が2番人気であることから、今週末もどちらかの騎手で決まる確率は高いといえそう。

 さらに来週26日のジャパンC(G1)でルメール騎手はイクイノックス、川田騎手はリバティアイランドに乗る予定だ。いまさら語る必要もないがG1・5連勝中の現役最強馬と、今年の三冠牝馬である。当日は一騎打ちになることが堅いとみられているだけに、川田騎手、ルメール騎手のどちらかが優勝する確率はマイルCS以上か。

 それだけに2人の“無双状態”は今後もまだまだ続きそうだ。といっても両者は全国リーディングで1位、2位のトップジョッキーなのだから、この結果もある意味当然だといえるだろう。

 ただ、かつてセイウンスカイで1998年の皐月賞(G1)を制した横山典弘騎手が「いつも武豊じゃ面白くないでしょ」とレース前に語っていたように、そろそろ川田騎手、ルメール騎手の独占に待ったをかけるような騎手が現れてくれることにも期待したいところ。

 マイルCSでは、ソウルラッシュに騎乗予定のJ.モレイラ騎手、ナミュールのR.ムーア騎手、そしてエルトンバローズに乗る西村淳也騎手あたりに期待が高まる。特にエルトンバローズは目下4連勝中で、ブレイディヴェーグと同じ3歳馬。セリフォスとシュネルマイスターを撃破して人馬共に初G1制覇を飾ることができればインパクト大であることは間違いない。

 そしてジャパンCでは、何と言ってもドウデュースに騎乗する武豊騎手だろう。

 現在は右足の負傷で休養中だが、ジャパンCの週から復帰予定であることが伝えられている。仮に今週末も川田騎手かルメール騎手で決まっても、ジャパンCで両者を下して勝利を飾れば、レジェンドにとってもこれ以上の復活劇はないだろう。

 果たして、今週末もルメール騎手か川田騎手が勝利インタビューを受けることになるのか、それとも一矢報いるジョッキーが現れるのだろうか。

GJ 編集部

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