
永島まなみ「一生懸命頑張りたい」武豊も太鼓判の快速馬といざ初タイトルへ! 今村聖奈の最多勝記録まで、あと7勝

この勢いは間違いなく本物だ。
19日、今年の開催フィナーレを迎えた福島競馬場。8Rに行われた牝馬限定の3歳以上1勝クラス(芝2000m)は、4番人気のコイニョウボウ(牝3歳、栗東・中尾秀正厩舎)が優勝。導いたのは3年目の永島まなみ騎手だ。
永島騎手は今年、18日終了時点で42勝。これはJRAに所属する女性騎手の中で断然トップとなる数字。この日も10鞍に騎乗するなど、いま最も売れている若手騎手の一人である。
もちろん、ただ騎乗数が多いだけではなく技術も確かだ。ベイパーコーンに騎乗した3Rでは、スタートを決めて道中2番手の絶好位をキープ。最後の直線では1番人気リュクススティールを叩き合いで競り落として見事1着。巧みなレース運びだけでなく、最後は勝負強さまで見せつけた。
そしてコイニョウボウとのコンビで臨んだ8Rでは、先行した3Rとは打って変わって中団後方からの競馬となる。
最後の直線が300mにも満たない小回りの福島コースだが、慌てることなく向正面で外に持ち出すと、3コーナー過ぎから一気にスパート。直線入り口で早くも先頭に立つと、後続に3馬身半差をつけて豪快に突き抜けてみせた。
パートナーを約9ヶ月ぶりの勝利に導いた永島騎手はレース後、「道中は前を見ながらじっくり構えました。長く脚を使うのは分かっていたので、3コーナーから早めに動く競馬を選択しました」と、思い通りの競馬内容に納得といったコメントを残している。
「仕掛けのタイミングが実に絶妙で、見ていて気持ちがいいくらいの鮮やかな捲り勝ちでしたね。ちなみにコイニョウボウは岡浩二オーナーが所有するキズナ産駒の牝馬。岡オーナーといえば、先日オーストラリアの5億円レースを勝ったオオバンブルマイだけでなく、一昨年のエリザベス女王杯(G1)を制したアカイイトが有名ですが、この馬もキズナ産駒でした。
なお永島騎手は、この勝利で今年44勝目。(同じ女性ジョッキーの)藤田菜七子騎手のキャリアハイである43勝を超え、今村聖奈騎手の最多勝記録51勝まで、あと7勝に迫っています」(競馬誌ライター)
武豊騎手も太鼓判の快速馬といざ初タイトルへ!

現在、まさに絶好調といえる永島騎手だが、当然「乗れる若手」を周囲も放ってはおかない。26日の京阪杯(G3)では重賞2勝馬モズメイメイ(牝3歳、栗東・音無秀孝厩舎)の騎乗依頼が舞い込んだ。永島騎手にとって初タイトルのチャンスになりそうだ。
モズメイメイは京阪杯と同じ京都・芝1200mの葵S(G3)でロケットスタートを決めてそのまま逃げ切っただけに、コース適性も申し分ない。「初めて乗ったときから、先々はスプリントがいいと思っていた」と、同レースで騎乗していた武豊騎手も短距離適性に太鼓判を押すほどの快速だ。
永島騎手も同馬とのコンビ決定については、『競馬ラボ』に連載しているコラム『まなみの学び』の中で「一生懸命頑張りたいと思います」と話し、「いいスピードを持っている馬だと外から見ていて思っていたので、持ち味を生かせる競馬ができればと思っています」と初重賞制覇に向けての意気込みを語っている。
いまの勢いであれば、初の重賞タイトルもあっさりとものにしてしまうかもしれない。今週も永島騎手の手綱さばきに注目だ。
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