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「再浮上」かかるエピファネイアの大物候補が今週末にデビュー…ドゥラメンテやブエナビスタ近親がスタンバイ

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 今秋のG1シリーズで、最も注目度が高いと言っても過言ではないジャパンC(G1)。G1馬7頭による夢の競演が、あと数日に迫っている。

 今年最大級の盛り上がりを見せる中、2014年のジャパンC優勝馬であるエピファネイアの産駒が多数、ジャパンC前日の東京5R・新馬戦(芝1600m)でデビューする。

 まず、最もファンの注目を集めそうなのは、これまで多数の強豪馬を管理してきたノーザンファーム天栄・木實谷雄太場長が「好素材」と評価するコンテネレッツア(牝2、美浦・宮田敬介厩舎)だ。

 母はスワンS(G2)3着など、重賞で複数の好走実績を持つアドマイヤセプター。牝馬ながら天皇賞・秋(G1)を制したエアグルーヴの血を引いており、近親には今年のジャパンCに出走するリバティアイランドらを輩出したドゥラメンテがいる超良血の一族だ。

 コンテネレッツアのきょうだいには、京王杯スプリングC(G2)2着のスカイグルーヴや、ダートの怪物候補デシエルトなどがおり、本馬にも大物感が漂う。鞍上には現在大活躍中のC.ルメール騎手を配しており、陣営の期待も相当なものだろう。前評判通り勝ち切ることができるのか注目だ。

 さらにもう1頭、同レースに出走し、注目を集めそうなのはゼーゼマン(牡2、美浦・林徹厩舎)だ。

 母は忘れな草賞(OP)を勝ち、クイーンC(G3)3着のロッテンマイヤー。本馬はエアグルーヴ牝系と並び、日本が誇るビワハイジ牝系の出身で、G1・6勝の名牝ブエナビスタらを近親に持つ。

 ゼーゼマンの鞍上は、現在短期免許で来日中のT.マーカンド騎手を予定している。マーカンド騎手は来日週こそ0勝に終わったが、次週にて3勝を挙げ波に乗り始めており、鞍上の調子も含めて軽視はできないだろう。

今年こそデアリングタクト、エフフォーリア級の“超大物”を輩出し大逆転なるか

 コンテネレッツアやゼーゼマンの父であるエピファネイアは、種牡馬1年目に無敗の三冠牝馬デアリングタクト、2年目にはG1・3勝を挙げたエフフォーリアを輩出し、順風満帆な種牡馬生活をスタートさせた。

 しかし、3年目以降の産駒にはサークルオブライフが、G1を制したものの、デアリングタクト、エフフォーリア級の超大物は現れていない状況だ。

 加えて、代表産駒であるデアリングタクトとエフフォーリアが共に4歳以降の勝ち星に恵まれず、怪我や心房細動を原因に今年引退してしまった。古馬になって勢いに翳りが見られる産駒も目立ったため、「エピファネイア産駒は早熟」という説も囁かれるようになってしまった。

 種付け料も2022年と2023年は1800万円を維持していたが、生産界の評価を示すように、2024年は300万円下がり、来年度は1500万円。現在のエピファネイアに対する風向きは必ずしも良いとは言えないが、今年の2歳世代に巻き返しを期待できるだろう。

 東京スポーツ杯2歳S(G2)で1番人気だったフォルラニーニなど、既にエピファネイア産駒の素質馬が多数デビューしており、この世代から大物が出てもおかしくない。コンテネレッツアやゼーゼマンらが、今後のG1で活躍すれば、父の評価も再上昇するはずだ。これからのエピファネイア産駒の躍動に期待したい。

GJ 編集部

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