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【阪神ジュベナイルF】史上初となる母仔&姉妹制覇! ビワハイジ、ブエナビスタに次ぐ快挙を成し遂げたジョワドヴィーヴル【東大式必勝馬券予想】

【阪神ジュベナイルF】史上初となる母仔&姉妹制覇! ビワハイジ、ブエナビスタに次ぐ快挙を成し遂げたジョワドヴィーヴル【東大式必勝馬券予想】の画像1

 先日の日曜日はチャンピオンズC(G1)で尾張遠征。夜行バスでサウナの殿堂『ウェルビー栄』へ直行、零下25℃の「ラップランド」で身も心も引き締めいざ出陣!

 レモンポップの快走は予想通りも、本稿で推奨した「腐ってもG1馬」「世界の舞台で2着」ドゥラエレーデの粘りには思わず、しまった! ウィルソンテソーロにも印は回っていたので素直に3連単1-2(3)着流しをかけていれば190万円ですぜ! 東大式鉄則「1頭抜けた強い馬がいるとヒモで荒れる」を再認識させられた。

 今週末10日(日)は仁川で可憐な乙女たちのNo.1決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1・2歳牝馬限定1600m)だ。

 昔は「阪神3歳ステークス」の名で、牡馬牝馬問わず関西の3歳(現2歳)馬が覇を競い、タニノムーティエやキタノカチドキらがここを勝ち勇躍東上。昭和50年の「見てくれこの脚! これが関西の期待テンポイントだ!」カンテレ・杉本清アナの名実況も今は懐かしい。

 平成3年から中山の朝日杯が牡馬(騙馬も)、阪神は牝馬限定となり2001年に馬齢表記が2歳となりレース名も現呼称に。昨年は現地観戦、後の牝馬三冠リバティアイランドの大外強襲に度肝を抜かれたがソダシ、アパパネ、ウオッカら数多の歴史的名牝がここから巣立っている。

 思い出の1頭を選ぶのも困ってしまうが、2011年の優勝馬ジョワドヴィーヴルにしよう。

史上初となる母仔&姉妹制覇!

 舌を噛みそうな名前だが、フランス語で「生きる喜び」。母・ビワハイジは阪神3歳牝馬S時代の勝ち馬で、姉・ブエナビスタもこの阪神JFと牝馬2冠を制しながらジャパンCを1位入線で降着となったお転婆娘。

 良家の妹君は姉と同じ栗東・松田博資厩舎に入厩。馬房も隣となり11月12日の京都新馬戦(芝1600m)を単勝1.3倍で快勝。その2週間後、姉はJCで前年降着の雪辱を果たす。これを見てか陣営は自己条件を飛ばしG1・阪神JF参戦を決意する。

 15分の6の抽選ながら松田師は条件戦に登録もせず、鞍上も福永祐一に依頼。退路を断った陣営の熱い志に幸運の神様も微笑んだか、7枠13番は姉と全く同じ枠番。

 冬晴れ良馬場のもとゲートは開いた。函館2歳Sの勝ち馬ファインチョイスが逃げる中、1番人気サウンドオブハート、2番人気エピセアロームを前に見ながら4番人気のジョワドヴィーヴルはやや後方を進む。そして4コーナーで福永に大外に振られた彼女は直線に入るや豪脚爆発!残り100mからは他馬を置き去り、独走となった。

 史上最短となる1戦1勝(デビュー2戦目)でのJRA-G1優勝。阪神JF史上初となる“母仔制覇”&“姉妹制覇”は良血もさることながら、陣営の熱い意志の賜物だろう。

 姉・ブエナビスタはこれで安心したのか暮れの有馬記念をオルフェーヴル(3歳時)の7着と凡走し引退。姉の後継馬となるべきジョワドヴィーヴルも翌年の桜花賞を6着の後、骨折が判明、復帰したもののヴィクトリアM4着の直後、調教中に故障し安楽死処分、悲しい最期となった。しかし1戦1勝でのG1制覇と輝かしい母と姉妹の物語は、永遠に語り継がれていい。 
 
 この辺で「東大馬券王の大よそー」に移ろう。

 去年は1番人気リバティが勝ったものの2着は例の「1戦1勝馬」シンリョクカ、3着には重賞・札幌2歳S(G3)の2着馬ドゥアイズが入って、3連単17万8460円。3連複も6万4960円…美味しすぎやしないか!?

 一昨年も優勝は3番人気サークルオブライフだが、2着に8番人気のラブリイユアアイズが来て3連単11万円超。ラブリイ嬢は新馬・特別連勝後、京王杯2歳S(G2)3着だ。

 東大式鉄則が見えた!「勝つのは人気馬、2,3着には牡馬相手の重賞入着馬」。1着欄には重賞勝ち馬アスコリピチェーノ(新潟2歳S)とコラソンビート(京王杯2歳S)、そして去年のリバティISやメジャーエンブレムと同じ“アルテミスS2着”サフィラ。

 2、3着欄にはサウジアラビアRCで目下牡馬最強と目されるゴンバデカーブースの2着したボンドガール。タガノエルピーダらほかの1勝馬は抽選待ちなので出馬表が出てからじっくり考えることにするか。尾張の敵は仁川で討つ!今週こそ久々の“帯封”ゲットだ!(一部敬称略)

尼崎昇

尼崎昇

初めて見たダービー馬はタニノハローモア。伝説的な名馬の走りをリアルタイムで見てきた筋金入りの競馬通は「当たって儲かる予想」がモットー。過去に東京大学で競馬研部長をつとめ、スポーツ新聞やラジオ解説を担当した勝負師の素顔は「隣の晩ごはん」や「おもいッきりテレビ」などの大ヒット番組を手掛けたキー局の元敏腕プロデューサー。德光和夫、草野仁ら競馬界の著名人との親交もあり、競馬談義を繰り広げる仲である。

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