リバティアイランドら超大物集結か「C.ルメールVS川田将雅」が熱すぎる2024ドバイワールドカップデー
ルメール騎手×川田騎手の最強対決がドバイでも?
今、日本競馬をリードするジョッキーといえば、間違いなくC.ルメール騎手と川田将雅騎手の名が挙がるはずだ。
一昨年、ルメール騎手の連覇を5でストップさせ、3年連続2位から悲願の初リーディングを獲得した川田騎手。だが、昨年は再びルメール騎手が巻き返しに成功し、川田騎手は2位に終わった。
そんなルメール騎手と川田騎手だが、昨年は前者がG1・7勝、後者が5勝と大舞台でも幾度となく火花を散らした。特にルメール騎手のイクイノックスと、川田騎手のリバティアイランドが初対決となったジャパンC(G1)の盛り上がりを覚えているファンは少なくないだろう。
今年もここまで互いに9勝を挙げてリーディングトップに立つなど、早くも2強を印象付けている両者。この熱い戦いは、春のドバイワールドカップデーでも火花を散らしそうだ。
リバティアイランドVSスターズオンアース
まず、ここ10年で5勝と日本馬が猛威を振るっているドバイターフ(G1)でルメール騎手がコンビを組む予定なのは、昨年のエリザベス女王杯(G1)を制したブレイディヴェーグ(牝4歳、美浦・宮田敬介厩舎)だ。
ここまで5戦すべて1番人気で3勝2着2回とパーフェクトな戦績を誇るブレイディヴェーグ。特筆すべきは重賞初挑戦となったローズS(G2)、そしてG1初挑戦となったエリザベス女王杯で共に1番人気に推されているなど、ファンや関係者の評価が極めて高い点だろう。現在こそまだG1・1勝馬だが、そのスケールはそれだけで終わらないことを物語っている。飛躍が期待される今年、どこまで高みに上るのかが楽しみな1頭だ。
その一方で、川田騎手が騎乗する予定のプログノーシスも、その実力は紛れもないG1級。昨年の天皇賞・秋(G1)ではイクイノックス、ジャスティンパレスに続く3着と、いつG1を勝ってもおかしくない存在だ。ブレイディヴェーグが海外初遠征なら、こちらは昨年2度の香港遠征を経験済み。キャリアでは一日の長がある。
また、昨年はイクイノックスが強烈なインパクトを残したドバイシーマクラシック(G1)だが、ルメール騎手はスターズオンアースとのコンビで同レースに挑むことを目標にしているようだ。フランスのメディア『Equidia』が報じている。
スターズオンアースといえば、一昨年の二冠牝馬。惜しくも三冠はならなかったが、昨年のジャパンCで3着、有馬記念(G1)でも2着と、改めてその実力が現役トップクラスであることを証明している。仮に出走してくれば当然、優勝候補の一角に名を連ねるだろう。
一方の川田騎手は、リバティアイランドとの参戦が濃厚だ。現在はノーザンファームしがらきで放牧中だが、すでに所属するサンデーレーシングから出走予定が発表されており、三冠牝馬の2024年始動戦はドバイになりそうだ。2頭は昨年のジャパンCで初対決し、2着リバティアイランドが3着スターズオンアースに1馬身先着。ただし、2頭には2kgの斤量差があった。
さらにメインとなるドバイワールドC(G1)でも、ルメール騎手がデルマソトガケ、川田騎手がウシュバテソーロに騎乗予定と2人の熱い戦いが見られそうだ。
前者は昨秋の米ブリーダーズCクラシック(G1)で2着。世界制覇まではあと一歩だったが、5着に終わったウシュバテソーロには先着した。一方のウシュバテソーロは言わずと知れた昨年のこのレースの覇者。今年はサンダースノー以来、史上2頭目の連覇が懸かる。
果たして2024年のリーディングはルメール騎手か、川田騎手か、それとも――。現在の競馬界を牽引する2強対決は日本だけに留まらない。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
- 【NHKマイルC】父は名マイラー、母もマイルG1馬の「黄金血統」、前走惨敗で評価急落も…注意しておきたい激走候補2頭
- 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
関連記事
自称・藤田伸二「オレは手を出していない」も暴行容疑で逮捕!確定なら霜降り明星・粗品の「競馬警察」に扮した挑発動画が皮肉な結果に
「当たりハズレ」が徐々に判明しつつある外国人騎手たち…押し付けられた現場からは悲鳴も…ついには「モレイラやムーアとは違う」と嘆き節
永島まなみ、今村聖奈、藤田菜七子ら「未勝利」の中で一人勝ち! 2週連続Vの好スタートを切った「2年目女性騎手」にブレイクの予感
【若駒S】武豊が「話題の注目馬」とコンビ復活!過去ディープインパクトやトウカイテイオーも勝利…クラシックの相棒に名乗りを上げられるか
今村聖奈&角田大河が合計「48戦0勝」のスロースタート…何かと話題「3年目騎手」で“G1制覇”に最も近いのはアノ2世ジョッキー!?