![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
C.ルメール騎乗の1番人気がデビュー戦「シンガリ」大惨敗…「前進気勢がないと感じていた」母にG1ホースを持つ期待の良血があまりに厳しい船出
![C.ルメール騎乗の1番人気がデビュー戦「シンガリ」大惨敗…「前進気勢がないと感じていた」母にG1ホースを持つ期待の良血があまりに厳しい船出の画像1](/wp-content/uploads/2023/10/Ruriko.I_20221127_kurisutofurumeeru_134.jpeg)
9日、中山1Rに行われた牝馬限定の3歳未勝利(ダート1800m)は、4番人気エンセリオが1馬身差で勝利。ダート転向2戦目で嬉しい初白星を飾った。
騎乗した菅原明良騎手はレース後、「前走はラストにいい脚を使っていたが、1400mで追走に少し苦労していた。1800mに延長したことで楽に運べました」と勝因についてコメント。ダート中距離なら昇級後も無視できない1頭になりそうだ。
その一方で、1番人気に推されていたクイーンズクラウン(牝3歳、美浦・宮田敬介厩舎)とC.ルメール騎手のコンビは、期待を大きく下回るシンガリ14着に敗れた。
今回が初出走だったキズナ産駒の同馬は、母が2008年の秋華賞(G1)を勝ったブラックエンブレムという良血。これまでデビューした兄姉は8頭中7頭が勝ち上がり、ブライトエンブレムとウィクトーリアは重賞も制しクラシックの有力候補となったことでも知られる。
クイーンズクラウンも一口馬主クラブのシルクレーシングにおいて総額5000万円という高い評価を受け、鞍上にも全国リーディングのルメール騎手を配した。坂路主体だが乗り込み量も豊富で、管理する宮田調教師が「馬っぷりもいいし能力を感じる」と素質を評価していたこともあり、既走馬が相手でも1番人気の評価を集めた。
しかし、スタートで2~3馬身ほどの遅れ。ルメール騎手が気合を付けてもなかなか進んで行かず、1コーナーの時点で早くも馬群から約10馬身ほど離れた最後方となってしまう。
向正面に入ると馬群からさらに引き離され、20馬身ほど後ろをポツンと1頭で追走の形となる。最後はブービーの馬からさらに10馬身差を付けられた最下位でフィニッシュした。
宮田調教師「攻め馬ではあまり前進気勢がないと感じていた」
「スタートからゴールまでほとんど競馬に参加できませんでしたね。宮田調教師は『攻め馬ではあまり前進気勢がないと感じていた』と振り返っていましたが、どうやらその通りのレースぶりとなってしまったようです。
相当厳しいデビュー戦にはなりましたが、兄姉は平地ではすべて芝のレースで勝ち星を挙げています。本馬も芝替わりで見直す手もあるかもしれません」(競馬誌ライター)
期待の良血が1番人気で惨敗を喫したこともあり、レース後のSNSやネット掲示板では「ルメールが1番人気であれだけ離れた最後方はなかなか見ない光景だった」「シンガリ負けは、さすがにショックが大きい」「馬がまだ競馬を理解していないのでは」「この血統はやっぱりダートでは難しいのかな」といった困惑するファンの声も見られた。
厳しい船出となったクイーンズクラウンだが、レース後の宮田調教師は「慎重な面がある馬で環境の変化に戸惑ったようです」と話しており、今回のところはキャリアの浅さがもろに出てしまったようだ。
ただ同師は「次に使ったときにしっかり巻き返せるように準備したいですね」と次戦に向けて早くも前向きなコメントを残した。今回は悔しい結果となったが、一度使われた良血の変わり身に期待したい。
PICK UP
Ranking
5:30更新【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- 今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
- 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定
関連記事
【金鯱賞予想】大谷翔平に続く「サイン馬券的中」を狙え!今週は「福永祐一調教師」で勝負!【UMAJOモモのオイシイ競馬】
今村聖奈と永島まなみに「17-5」の大差負け!?救世主の期待はスーパールーキー調教師か…同じく「騎乗停止処分」を受けた両者の明暗クッキリ
【豆知識】「グレード制」にも世界と日本で微妙な違い…天皇賞の距離短縮や三冠馬ミスターシービーも登場、大きな転換となった「40年前」の大改革【競馬クロニクル 第46回】
「武豊×福永祐一」よりも一部で注目集めるいぶし銀の引退…騎手免許取り消して競馬学校教官に転身、本人にもバレていた「○○チャレンジ」
【中山牝馬S(G3)予想】実力の割に軽ハンデの穴馬を狙って美味しい配当をいただき