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【高松宮記念】三冠馬ナリタブライアンの参戦に度肝を抜かれたG1昇格元年…鉄則に基づいた「今年の軸」はあの優等生【東大式必勝馬券予想】

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【高松宮記念】三冠馬ナリタブライアンの参戦に度肝を抜かれたG1昇格元年…鉄則に基づいた「今年の軸」はあの優等生【東大式必勝馬券予想】の画像1

 今週末からいよいよ春のG1戦線。24日は中京競馬場で高松宮記念(G1、芝1200m)が行われる。

 高松宮宣仁さまは昭和天皇の弟君で喜久子妃は第15代将軍、徳川慶喜の孫。高輪に住まわれ夏には邸宅のプールを近所の子供たちのために開放されていた。スポーツがお好きでゴルフやスキーをご夫妻で嗜まれご逝去後も競馬、競輪、競艇、バスケ、軟式野球などの大会に宮様の冠が残されているのもうれしい限りである。 

 JRAは当初「高松宮杯」と称し、尾張の初夏の名物レース、距離は2000mで歴代優勝馬にはハイセイコー、トウショウボーイ、オグリキャップら歴史的名馬やイットー&ハギノトップレディという名牝母娘らが名を連ねている。1996年に短距離路線の整備でG1・1200m・5月開催となり1998年に現名改称、2000年に3月末の開催となり今に至る。

 思い出の一戦はズバリG1昇格、1200mになった1996年。レースの2週間以上前、各スポーツ紙の情報に日本中の競馬ファンは度肝を抜かれた!なんと……史上5頭目の三冠馬で“シャドーロールの怪物”ナリタブライアンが出走を表明したのである。

 前走は天皇賞・春(G1)だから一気に2000mの短縮で約3分の1の距離、私も耳を疑った。ナリタブライアン陣営はその年の3月、阪神大賞典(G2)で競馬史上に残るマヤノトップガンとのマッチレースを制したものの、圧倒的1番人気の天皇賞・春をサクラローレルの2着に敗れたのがよほど悔しかったのだろう。

 出走理由は「宝塚記念(G1)の前に1走させて馬を立て直したい。1200mは函館の新馬戦で勝っている」だったと記憶するが、もうファンは侃々諤々。「兄ビワハヤヒデも菊花賞(G1)&春の天皇賞馬、典型的なステイヤー血統には無茶だ」「いや元祖怪物のタケシバオーは古馬になってからも1200mを快勝している。天才武豊なら、やってくれるはずだ」。

 議論渦巻く中迎えたレース当日、中京競馬場には7万4201人が詰めかけスタンドは足の踏み場もなく、ハイセイコーもオグリキャップも凌駕した入場者数は未だ破られていないレコード。1番人気は“餅は餅屋”と皆考えたか、前年のスプリンターズS(G1)覇者で550キロの巨体から“競馬界の横綱・曙”の異名を取るヒシアケボノ。ナリタブライアンは2番人気に甘んじる。

 天候は晴れ、良馬場で運命のゲートは開く。ナリタブライアンは出負けこそしなかったが居並ぶスプリンターの初速についていけない。軽快に逃げるスリーコースを4角手前で早くも5歳牝馬フラワーパーク、巨漢ヒシアケボノが捕らえにかかるが「ナリタブライアンはまだ画面に入ってこない。後ろでもがいている」(東海テレビ・吉村アナの実況)。

 直線に入っても2頭の脚色は衰えずビコーペガサスが追い込んで割って入り、残り1ハロンで「やっと来たナリタブライアン!今、4番手に上がってくる!直線差してくるが……ダメ!」(同実況)。

 勝ったフラワーパークはマイル路線を歩みながら前々走の陽春S(OP)2着、前走シルクロードS(G3)1着で短距離開眼、秋にはスプリンターズSも勝ち同年の最優秀短距離馬に輝く。4着に敗れた怪物ナリタブライアンは不治の病と言われる屈腱炎を発症、ターフを去った。

 ここで学生時代からの東大式鉄則を改めて認識する。「牝馬は距離を詰めると覚醒する。牡馬はダメ」。古くはニシノフラワー、最近でもグランアレグリアがそうだ。条件戦でもしばしばこの鉄則の恩恵を受けることがあり、覚えておいて損はない。

 この辺で「東大馬券王の大よそー」に移ろう。

 多士済々のスピード自慢が登録してきて目移りするが、東大式鉄則「真面目な牝馬は着をはずさない」から16戦中13戦が3着以内のナムラクレアを3連単の2着におく。東大でも桜蔭、女子学院出身者は真面目に勉学に励み成績もよかった。馬の世界でもレッツゴードンキ(17、18年2着)、レシステンシア(21年2着)と同じ匂いがするナムラクレアは昨年2着でスプリンターズS3着。今年も実直に頑張ってくれるだろう。

 対照的なのはこれが引退レースとなるお転婆アイドルのメイケイエール。7勝(うち重賞6勝)以外の12戦すべて着外だが勝率は37%、応援馬券は買っておきたい。

 結論はウインマーベル、トウシンマカオ、ルガルの前哨戦勝ち組を1着において2着ナムラクレア、3着何でもありのフォーメーションで一獲千金を狙う。3着は過去5年のうち3回が2桁人気だ。

 春のG1シリーズ第1戦、馬券の方もスタートダッシュを決めてお花見シーズンの本格到来に懐をそなえたい。

尼崎昇

尼崎昇

初めて見たダービー馬はタニノハローモア。伝説的な名馬の走りをリアルタイムで見てきた筋金入りの競馬通は「当たって儲かる予想」がモットー。過去に東京大学で競馬研部長をつとめ、スポーツ新聞やラジオ解説を担当した勝負師の素顔は「隣の晩ごはん」や「おもいッきりテレビ」などの大ヒット番組を手掛けたキー局の敏腕プロデューサー。德光和夫、草野仁ら競馬界の著名人との親交もあり、競馬談義を繰り広げる仲である。

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