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【天皇賞・春】テーオーロイヤルが見せた「当確級」パフォーマンス!メジロマックイーン、ナリタトップロードらも好走を約束?

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テーオーロイヤル 撮影:Ruriko.I

 大目標とする天皇賞・春(G1、4月28日)に向けて好発進を決めたのが、2番人気で今年の阪神大賞典(G2)を制したテーオーロイヤル(牡6、栗東・岡田稲男厩舎)だ。

 逃げたジャンカズマが1000m通過63秒7のスローに落とした展開を3番手の好位から手応え十分の抜け出し。上がり3ハロンでもメンバー最速となる34秒8の切れ味を披露したのだから、後続が手も足も出なかったのも仕方ない。

「この馬場、この距離でも、ゴールまで全くスピードが衰えることなく走ってくれていたので、すごいなと思いました」

 2着ワープスピードを5馬身も置き去りにした圧勝劇には、菱田裕二騎手もパートナーの充実ぶりを再確認。続けて「次は大事なレースがあるので、そこでもしっかり結果を出せるように頑張りたい」と本番での好走を誓った。

テーオーロイヤルが見せた「当確級」パフォーマンス

 天皇賞・春は2年前に3着に敗れた舞台。リベンジに期待された翌年だったが、骨折により出走が叶わず、約1年の休養を挟むという不運も経験した。阪神大賞典を勝利したことで2年ぶりに挑む戴冠も現実味を帯びてきた。

「復帰初戦のアルゼンチン共和国杯(G2)では凡走しましたが、2戦目のステイヤーズS(G2)、ダイヤモンドS(G3)、そして阪神大賞典とレースを重ねるごとに調子を上げています。しかも3000m以上の長距離戦を3戦連続で使う異例のローテーション。

スピード重視の近年で生粋のステイヤーといえますね。マイルG1を勝ったリオンディーズ産駒ですが、母父のマンハッタンカフェの血がスタミナを補完しているのかもしれませんね。ひとつ上の半兄メイショウハリオがG1を勝っているように底力もある母系です」(競馬記者)

 ひとつ気になることがあるとすれば、ダイヤモンドSから直行せず、あえて阪神大賞典を使った点だろう。こちらについては相手が強化されるG1よりも目先の勝利を優先したのではないかという声も一部で聞かれている。

 しかし陣営にとってはそんなことは百も承知。むしろ注目すべきは近2走で馬体重を増やしていることだ。これだけ過酷に映る強行軍でもテーオーロイヤルは使われるたびに強い競馬を見せているのだ。

「最有力と目されていたドゥレッツァが金鯱賞(G2)でプログノーシスに完敗。ジャスティンパレスにしてもドバイシーマクラシック(G1)に出走するため、天皇賞への出走は不鮮明です。ドゥレッツァとC.ルメール騎手のコンビが決定していることを考えると、他の騎手を起用して参戦するかどうか。

対するテーオーロイヤルは6歳という年齢や距離適性的にも、天皇賞がおそらくメイチ仕上げ。タイトルホルダーも引退し、ディープボンドもピークを過ぎた感があるなら、最有力といっていい存在です。また、過去に阪神大賞典を5馬身差以上で圧勝した馬も後押ししてくれそうですよ」(同)

 確認してみたところ、グレード制導入以降の阪神大賞典で5馬身差以上の勝利を収めた馬は以下の通り。

■阪神大賞典を5馬身差以上で勝利した馬と天皇賞・春の着順

1992年 メジロマックイーン、5馬身(優勝)
1995年 ナリタブライアン、7馬身(故障で出走せず)
2001年 ナリタトップロード、8馬身(3着)
2019年 シャケトラ、5馬身(故障で出走せず)
2021年 ディープボンド、5馬身(2着)
2024年 テーオーロイヤル

 5馬身差以上という厳しい条件のため、サンプルこそ少ないものの、過去の事例に照らし合わせるとテーオーロイヤルが天皇賞・春で馬券に絡む可能性は非常に高いともいえそうである。

 また、本馬を所有する小笹公也オーナーは、阪神大賞典と同日に行われた中京メインの名古屋城S(OP)にテーオードレフォンとテーオーリカードを送り込んでワンツーを決めるなど絶好調。この勢いならテーオーケインズに続く2頭目のG1勝利も夢ではないかもしれない。

GJ 編集部

GJ 編集部

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