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横山典弘も絶賛した「古豪」が路線変更!?ダービー馬のいる血統も後押し…ウシュバテソーロに続けるか

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撮影:Ruriko.I

 高松宮記念(G1)から始まり、ドバイワールドカップデー、大阪杯(G1)と春のG1シリーズが盛り上がりを見せている。桜花賞(G1)が行われる今週末は、ファンも関係者も休む暇がないだろう。

 そんな中、6日に阪神競馬場で行われる大阪-ハンブルクC(OP)には、一昨年のチャンピオンズC(G1)3着馬ハピ(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)が出走登録し、一部ファンの間で密かに話題を集めている。

横山典弘も絶賛した「古豪」が路線変更!?

横山典弘も絶賛した「古豪」が路線変更!?ダービー馬のいる血統も後押し…ウシュバテソーロに続けるか
横山典弘騎手 撮影:Ruriko.I

 ハピは2022年1月に中京ダート1800m戦でデビュー。そこから一気に3連勝と才能の片鱗を見せると、同年秋には古馬相手に重賞レースでも連対を果たすなど早くから活躍。暮れのチャンピオンズCでも3着に入った。同レースで鞍上を務めた横山典弘騎手は「来年、再来年と時間が経てば、すごいことになる」とハピを称賛し、これからのダート界の主役を担う1頭と期待されていた。

 しかし、2023年はマーチS(G3)から始動するも7着と初めて掲示板外に敗れる。その後はオープン特別やリステッド競走に出走したが、これまでの実績から重い斤量を背負わされることもあり勝ち切れないレースが続いている現状だ。

 そんなハピが5歳春にして芝レースにエントリー。ネット上の競馬ファンからは「このタイミングで芝挑戦!?」「密かに芝は走れるんじゃないかと思っていた」など反応は様々だ。

 芝初挑戦となるにもかかわらず、もし出走することになればハピは『netkeiba.com』の単勝予想オッズで1番人気に推されているように主力級の評価を集めそう。本馬は父キズナ、母父キングカメハメハと日本ダービー(G1)を勝利している血統背景であることから、芝で走れる可能性は十分にあると思われているのかもしれない。

 今年はクラシックレースに多数の有力馬を送り込み、種牡馬リーディングでも上位争いしているハピの父キズナだが、芝とダートの勝率を比較すると芝の勝率が高く、むしろこの路線変更は吉と出る可能性もあるか。直近だと、今年の若駒S(L)を勝利したサンライズジパングもダートで初勝利後にホープフルS(G1)3着になった実績もある。

「路線変更して実績を残した馬といえば、昨年のドバイワールドC(G1)覇者ウシュバテソーロも5歳春にダート初挑戦から1年足らずで『世界のダート王』へと上り詰めましたね。また2022年ジャパンC(G1)を勝利したヴェラアズールもハピと同じように元々ダートを主戦場に走っていましたが、初挑戦となった芝レースで快勝し、そこからG1制覇まで成し遂げ、路線変更が実を結んだ形になりました。

ダートで実績を残してきたハピですが、血統的には芝でも問題なさそうですし、これまでは斤量も58キロや59キロを背負っていましたが、今回は57キロで出走できるのでいきなり走っても驚けませんよ」(競馬誌ライター)

 実際に出走してくるならば初めての芝レース、2600mと初物尽くしの一戦にはなるが、もし結果が出るようだとこの路線で今後楽しみな1頭になるのは間違いない。天皇賞・春(G1)や宝塚記念(G1)などで名前を見かける機会もあり得そうなだけに、注目の一戦となりそうだ。

GJ 編集部

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