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日本ダービー当日の伝統重賞に「ハーツコンチェルト待望論」!? まさかの想定「8頭立て」も…前年ダービー3着馬が救世主となるか
![東京競馬場](/wp-content/uploads/2023/10/2020japnC_fuchu08.jpg)
今年の目黒記念は少頭数想定…
2006年から日本ダービー(G1)当日の最終レースとして行われている(2011年を除く)目黒記念(G2)。ダービーの興奮が冷めやらぬうちに繰り広げられる古馬たちの戦いを楽しみにしているファンも多い。
しかし、先日『netkeiba.com』が公開した今年の目黒記念の想定メンバーは、わずか8頭。今年138回目を迎える伝統のハンデ重賞だが、現時点ではかなり寂しい頭数となることが予想されている。
ちなみにグレード制が導入された1984年以降、目黒記念が10頭未満で開催されたことは1992年のわずか1回しかない。ここ20年のうち13回がフルゲート18頭で行われており、16頭立てを下回ったことも2回のみ。毎年多くの頭数が揃う重賞レースの1つだ。
今年は例年を大幅に下回る想定頭数となったことで、SNSやネット掲示板では「本当にスカスカ」「このまま1頭も増えなかったら寂しい」「ダービー終わったら帰っちゃう人多そう」といった心配の声が一部のファンから寄せられている。
「出走が想定されていた昨年2着のディアスティマは、屈腱炎を発症したため陣営が先日引退を発表。また目黒記念と同じ東京・芝2500mのアルゼンチン共和国杯(G2)で2着があり、参戦も視野に入っていたハーツイストワールも今月10日に登録抹消となりました。
さらに4日のメトロポリタンS(L)を制したバトルボーンも故障、大阪-ハンブルクC(OP)を勝ったレッドバリエンテも放牧になるなど、この路線の有力馬たちがことごとく出走を回避したことも少頭数に拍車をかけています」(競馬誌ライター)
ハーツコンチェルトの参戦を期待する声も
![昨年の日本ダービー3着ハーツコンチェルト 撮影:Ruriko.I](/wp-content/uploads/2030/10/Ruriko.I_20231022_haatsukoncheruto_277.jpeg)
ただ、これは1週前の想定であるため、これから頭数が増える可能性は十分にある。中でも一部のファンからはハーツコンチェルト(牡4歳、美浦・武井亮厩舎)の参戦を期待する声も上がっているようだ。
同馬は昨年の日本ダービーでタイム差なしの3着に好走。タスティエーラやソールオリエンスとしのぎを削った世代トップクラスの1頭だが、ここまで勝ち星は新馬戦のみと勝ち味に遅いことでも知られる。11日の六社S(3勝クラス)では単勝2.0倍の支持が集まったが4着に敗れた。
敗れはしたものの、最後の直線は自己最速となる上がり3ハロン33秒2をマーク。東京・芝2400mで前半1000m通過63秒3という超スローに巻き込まれてしまい、レース後には騎乗したJ.モレイラ騎手も「流れていればもっと勝負できたと思います」「中身は着順より悪くなかったと思います」と、力負けではないことを強調している。
ダービー3着以外にも、東京では青葉賞(G2)2着、東京スポーツ杯2歳S(G2)3着の実績を持つサウスポーのため「ぜひ出てほしい」「目黒記念のハツコンを見てみたい」「手薄だからチャンス」といった声が聞かれている。
「今年の目黒記念はサトノグランツが優勝候補の1頭となりそうですが、ハーツコンチェルトは同じ東京競馬場の日本ダービーで同馬に0秒7もの差をつけて先着。サトノグランツはG2を2勝していることで今回は重いハンデを背負うことになりそうですが、ハーツコンチェルトは3勝クラスの馬なので軽ハンデが期待できます。
ハーツコンチェルトは出走してくればライバルに比べて相当有利な条件で走れそうですし、個人的にも勝ち負けが期待できると思いますよ」(同)
目黒記念は前走の六社Sから中1週となるが、ハーツコンチェルトは最終的には出走を見送ったものの、今年1月には日経新春杯(G2)から連闘で初富士S(3勝クラス)に登録していた。
タスティエーラやソールオリエンス、ベラジオオペラと大接戦を繰り広げたダービーからちょうど1年。果たして、初重賞制覇を目指すハーツコンチェルトの参戦はあるだろうか。
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