キャプテン渡辺「秘策」で14番人気アウスヴァールから大的中!オッズ逆転現象に苦しむも「素晴らしい!」とまさかの大絶賛…その狙いとは
キャプテン渡辺が14番人気のアウスヴァール指名!
14日、函館競馬場で行われた函館記念(G3)は、3番人気のホウオウビスケッツが勝利した。2着も人気サイドの4番人気グランディアだったものの、3着には14番人気のアウスヴァールが逃げ粘って三連単は57万9230円。函館記念らしい波乱の結果となった。
16頭中14番人気の激走が、全国の競馬ファンを驚かせた今年の函館記念。そんな中、確かな爪痕を残した猛者がいる。毎週土曜日の『ウイニング競馬』(テレビ東京)でお馴染みのお笑い芸人・キャプテン渡辺だ。
「実は、以前からずっとやろうと思ってたことがあって――」
先日、本サイトで掲載されたインタビューにおいて、不調に終わった2024年上半期の結果を受け、キャプテン渡辺がぶち上げた秘策は「今後は本命が逃げ馬以外の時は、相手に絶対に逃げ馬を入れようと」つまり、買い目に「逃げ馬枠」を設けるというものだった。
※キャプテン渡辺「神」になる!? 『神の馬券術』大ヒットから1年「買い目がすべて公開されてしまう男」の宿命と逆襲の誓い【特別インタビュー】
そして、あれからわずか数日の函館記念で14番人気のアウスヴァールが逃げ粘って3着。さっそく、その「逃げ馬枠」が火を噴いた格好だ。
「本来なら逃げ馬を買うと言っても『では、誰がハナに立つのか』というのがまた難しいところ……。
ただ、キャプテンさんは『もし「逃げ馬選手権」とかあったら、結構自信あります(笑)』と豪語するほどの逃げ馬マスター。今回の函館記念でも関連性の深い巴賞(OP)を逃げ切ったホウオウビスケッツもいましたが、見事にアウスヴァールを『逃げ馬枠』に指名していました」(競馬記者)
大儲けと思いきや、まさかの展開に
キャプテン渡辺といえば、少点数でガツンと勝負することでも有名だ。100連敗もあり得ると言われる極端な少点数派だが、その分、当たった時のパンチは重い。単勝58.3倍の14番人気アウスヴァール絡みの馬券だけに、今回はさぞかしデカい花火が上がったと思われた。
しかし、昨日『くず競馬チャンネル』で結果報告を行ったキャプテン渡辺は、意外に微妙なテンションでの登場となったようだ。
買い目こそ2着グランディアの単勝に加え、オニャンコポンとアウスヴァールへ馬連とワイドを2点ずつという少点数だったが、問題はその購入金額だ。
本人が「いつも通り3000円ずつにしていれば……」と嘆いた通り、前者との組み合わせが5000円だったことに対して、肝心の後者はわずか1000円。ワイドのみの的中だったとはいえ、64.4倍もついたのだから、この選択は痛恨の極みと言わざるを得ない。
さらに「自分で言わないと、誰も言ってくれないから言いますけど(笑)」と明かしたのが、いわゆるオッズ問題だ。
今回、4番人気グランディアと14番人気アウスヴァールのワイド64.4倍を見事的中させたキャプテン渡辺だったが、実は3番人気ホウオウビスケッツとアウスヴァールとのワイドは91.7倍という“逆転現象”が起きていたのだ。
先日のインタビューでも「僕の場合、点数が少ないから真似しやすいじゃないですか」と嘆いていた通り、自分の買い目のオッズの低下を嘆いていたキャプテン渡辺。毎週の『ウイニング競馬』を筆頭に、買い目が全国の競馬ファンにさらされる人気者の宿命だが、函館記念の“異常オッズ”についても「僕に乗っかったしかないハズなんですよ」と泣きを入れた。
先日のインタビューでも、この問題には頭を抱えている様子だったが……今回は驚きの展開が待っていた。
「これが素晴らしいじゃないですか――!」
3番人気との組み合わせが91.7倍なら、4番人気であれば100倍以上、つまり万馬券的中だったはず。これがほぼ半減した64.4倍に終わったわけだが、キャプテン渡辺は「多くの人の馬券が当たった、これが素晴らしい」と拍手。「あえて言うなら、そこがよかった」とまで絶賛している。
負けパターンとは言わないにしても、またもオッズ低下に苦しめられた格好にもかかわらず、「素晴らしい!」とまさかの大絶賛……。一体、何事かと心配になったが、その狙いは「これは徳を積んだでしょう」という一言に集約されていた。
「より『神の領域』に上り詰めていく……(笑)」
実はこの男、先日のインタビューでこのオッズ低下問題の対抗策として、自らが馬券の「神」になることをぶち上げたばかり。その第一歩として、オッズ低下の宿命からは逃れられない以上「自分が損した」と嘆くのではなく「皆が得した」と受け止めることで、いわゆる徳を積もうというわけだ。
「アウスヴァールが、よくしのいでくれましたね」と、4着サヴォーナとのハナ差の3着争いを制したことに感謝して前を向いたキャプテン渡辺。果たして、ある意味「悟り」を開いたこの男は、どこまで神の領域に上り詰めることができるのか。まずは、今週末の「逃げ馬枠」に注目したい。
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