「生粋のドゥラメンテ2世」がグランプリホース妹を撃破のデビュー勝ち!「言うことがない」3年目佐々木大輔に巡ってきた大きなチャンス
ドゥラメンテから、またも大物候補
28日、札幌競馬場で行われた5Rの新馬戦は、3番人気のファイアンクランツ(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)が勝利。4コーナーで先頭に立つ積極的なレース運びで、ロパシックらを寄せ付けなかった。
12頭立て、芝1800mのレース。スタートを決めたファイアンクランツだったが、無理せず好位からの競馬を選択。重馬場だったこともあって1000m通過が63.2秒と、この時期の新馬戦らしいスローペースとなったが、鞍上の佐々木大輔騎手が「落ち着いて走れた」と振り返っている通り、道中はしっかりと折り合っていた。
レースは3コーナーから各馬の騎手の手が激しく動き出すが、ファイアンクランツは馬なりのまま先頭集団に並びかける。この時点で半ば勝負ありといったところだが、最後はブラストワンピースの妹ロパシックが必死に食らいつくも、1馬身差をつけてデビュー戦を勝利で飾った。
「レース前に陣営がコンディション次第では翌週へスライドと話していたこともあって、馬体にはまだ少し緩さを感じましたが、スタートに道中の折り合いと、レースぶりは大人びたもの。佐々木騎手も『言うことがない』と絶賛していましたよ。
ロパシックと一騎打ちになってからは、鞍上のアクションは大きかったものの、どちらかと言えば『抜け出してフワッとするところがあった』ことが原因のようで『余力があった』とのこと。追いかけるC.ルメール騎手も最後は諦めモードと言った感じでした。
3着以下には4馬身以上の差をつけているように、今後が楽しみな馬。来年のクラシック本番でみたい1頭ですね」(競馬記者)
ブラッドスポーツと言われる競馬だけに、「○○2世」というフレーズはお馴染みだが、ファイアンクランツは「生粋のドゥラメンテ2世」と言えるかもしれない。
単純に父がドゥラメンテというだけでなく、サンデーレーシング×堀厩舎もドゥラメンテと同じ。さらに担当の厩務員も父と同じというのだから、否が応でも春二冠を達成した父のような活躍を期待したくなってしまう。
「言うことないですね。抜け出してフワッとするところがあったけど余力のある証拠。いい馬です」
この日、1日4勝を挙げるなど充実の3年目を送っている佐々木騎手。13日の函館2歳S(G3)で自身の重賞初制覇を飾ったばかりだが、ファイアンクランツも大きな夢を見ていい存在だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- もう「知らんけど」じゃすまない5戦連続1番人気!デビュー戦で藤田菜七子が騎乗した珍名馬がエリザベス女王杯参戦か
- 天皇賞秋前日にドウデュースのような豪脚一閃!DMMから登場した無敗の3歳馬に超大物の片鱗
- 10月東京「3着以内率42.9%」絶好調ベテランジョッキーの神騎乗!「集中力を切らさないように」20戦連続「凡走続き」単勝131.8倍が激走
- 武豊「これが本来のドウデュース」最強ライバル凌いだ32秒5!ディープインパクト、イクイノックスも未踏の快挙に挑戦権ゲット
- プロが教える「万馬券ゲット」必勝法!? まさかの11番人気「大本命」三連単10点で18万馬券ゲットのわけ
- 波乱必至のアルゼンチン共和国杯で買うべき激推し穴馬2頭!クロミナンスはピーク越えか,,,最低人気で141万馬券を演出したメイショウブレゲの激走再び!?
- JRA「支配者ノーザンと対立」で勝利激減の名調教師……「こだわり」が弊害、しかし”例外”もある
- 【菊花賞】武豊「絶縁」から和解した救世主と見学回避!ルメールのお下がりでも戸崎圭太より不気味?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択