【セントウルS(G2)展望】重賞の常連組が集結! 混戦必至なスプリント戦の攻略に必須な「キーマン」は誰だ!!


 今春のオーシャンS覇者メラグラーナ(牝5歳、栗東・池添学厩舎)にもチャンスはある。人気を集め臨んだ高松宮記念、CBC賞では共に10着と大敗。しかし、その原因が馬場コンディションにあることは明らかだ。高松宮記念は稍重、CBC賞は突然の激しい雨によって自慢の切れ味を活かすことができなかった。晴れ予報となっている今回は、持ち味を発揮することができそうだ。稽古ではCWコースで6ハロン83秒9-11秒7とシャープな伸び脚を披露。本来の走りを取り戻せそうなココを勝って、秋の大目標スプリンターズSへ駒を進めたいところ。

 実績上位のダンスディレクター(牡7歳、栗東・笹田厩舎)も忘れてはいけない。前走のシルクロードSは、次走で高松宮記念を勝利したセイウンコウセイに競り勝つ強い競馬。2.5キロ重いハンデを背負っての勝利と高く評価できる内容だった。休養明けで7カ月半ぶりの実戦となるが、坂路で4ハロン52秒8-12秒6をマーク。ブランクを感じさせない上々の動きを見せている。どのような展開にも対応できる実力馬の好走に期待だ。

 スプリンターズS出走を目指すアルティマブラッド(牝5歳、栗東・音無厩舎)も侮ることはできない。追い切りでは東京新聞杯を制したブラックスピネルに先着と状態は上々。夏の疲れも感じられず、迫力はさらに増した印象だ。ココでの激走も十分にあり得る。

 他にも14年スプリンターズS覇者スノードラゴン(牡9歳、美浦・高木厩舎)や、アイビスサマーダッシュを制しているラインミーティア(牡7歳、美浦・水野厩舎)。サマージョッキーズシリーズ首位の北村友一騎手が鞍上を務めるアドマイヤゴッド(牝5歳、栗東・須貝厩舎)など、一筋縄ではいかないメンバーが出走予定。

 サマースプリントシリーズの最終戦というだけではなく、スプリンターズS(G1)へ繋がる重要なレースセントウルS(G2)は10日(日)15時35分出走予定だ。

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