真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.30 13:04
キタサンブラックはディープインパクトを超える? その強さが浮かび上がらせた「2頭」の優駿
編集部
29日の天皇賞・秋(G1)は、出遅れながらも最内を強襲したキタサンブラックが、食い下がるサトノクラウンをクビ差凌いで優勝。G1競走6勝目を飾った。
これで天皇賞は春秋合わせて3勝目。歴代でもテイエムオペラオーと同馬しか達成していない偉業だ。JRA賞金も14億9796万1000円で、テイエムオペラオーの18億3518万9000円に次ぐ単独2位に浮上した。3位は14億5455万1000円のディープインパクト。
賞金だけでなく、今年キタサンブラックはレースにおいても「ディープ超え」を果たしている。春の天皇賞で記録した3:12.5は、ディープインパクトの「不滅」といわれたレコードを破るものだった。
さらに、今回の天皇賞では「出遅れ」をし、キタサンブラックは中団からのレースを強いられている。その時点で取り乱さず、馬場の悪いインコースを通っても消耗しないと信じ、徐々に押し上げ直線で先頭に「ワープ」させた武豊騎手の手腕は見事だったが、やはりキタサンブラック自身の圧倒的なポテンシャルがなせる業だろう。
出遅れからの圧勝といえば、ディープインパクトもそんな馬だった。皐月賞、日本ダービー、翌年の天皇賞・春では明らかな出遅れを見せながらも、最後の直線では他馬をごぼう抜きにし、その姿が競馬ファンを虜にした。
キタサンブラックの今回の天皇賞は、「出遅れ」から「いつの間にか先頭」、そして勝利、と、競馬ファンに多くのサプライズをもたらした。歴史的不良馬場で歴代最低タイムでの勝利は、いかに過酷なレースだったかの証明で、それはつまり、キタサンブラックが改めて「現役最強」を高らかに宣言したとも解釈できる。どんな場面でも最高のパフォーマンスができるディープインパクトと、数字の面以外でも被る姿があった。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 阪神JFで「好走必至」の穴馬が不可解な乗り替わり…「5馬身違う」最強助っ人とC.ルメールの対決も熱い
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- ドゥラメンテ近親の「元クラシック候補」が反撃の狼煙!ダートのレコードホルダーが芝重賞に再挑戦
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 藤田伸二「酷いレース」のマリーンCにブチ切れ?「何を学んできたのか不思議だわ!」田口貫太に不満爆発
- 「体重超過」大江原比呂が1日でダイエット成功!岩田望来や西村淳也も悩んだ過酷な体重管理
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- 今村聖奈も「300鞍」争奪戦に参加!? 岩田望来&田口貫太「フランス武者修行」で絶好機迎える“5人の騎手”とは