JRA「美浦大物調教師」引退を関係者がついに言及……角居勝彦師と並ぶ「パイオニア」
2021年2月末でJRAの調教師免許を返上し、厩舎を解散する意向があると報じられた角居勝彦調教師。
ウオッカ、ヴィクトワールピサ、シーザリオ、エピファネイア、キセキ……管理し飛躍させてきた名馬をあげればキリがない栗東の「レジェンド」の突然の引退発覚に、競馬ファン、そして関係者は今なお大きな衝撃の只中にある。
家業である天理教を継ぐための引退、とあくまで家族関係の中で引退を決めたようで、それを責めることは誰にもできない。JRAのまさに中心にいた厩舎が定年を前にしてなくなるのは確かに大きな損失だが、受け入れる他ないだろう。
ただ、一部では、以前より角居調教師に勝るとも劣らない存在感を放つ「美浦の大物調教師」の”引退説”が取りざたされていた。最近では、競馬関係者もそのことに関し公で口を開くようになっている。
「12日に『netkeiba.com』内のコラム『ホソジュンの幸せ馬房』内にて、細江純子氏が角居調教師の引退報道を惜しむとともに『そしてまた美浦からも同じく素晴しい馬作りをされてきた調教師の早期引退の話も聞こえており』と、実際に競馬サークル内でそのような話が出ていることを認める発言をしています。
以前より『最近は取材にも助手しか応えていない』という状況や『体調が悪い』というウワサも出ている調教師さんでしたが、れっきとした競馬関係者が口に出したことで、さらにその信憑性は増したといえるでしょう」(記者)