JRA福永祐一「ワグネリアン以上」の太鼓判? DMMキタノコマンドールがクラシックに名乗り
25日(日)、キタノコマンドール(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が、阪神競馬場で行われたすみれSを快勝した。
福永祐一騎手を背にして3番手に支持されていた同馬は、道中で最後方に待機。だが最後の直線に入ると弾けるように飛び出し、逃げを打っていたケイティクレバーを交わしてゴール板を駆け抜けている。
レース後、福永騎手は完勝だったとし、「”目の覚めるような”と表現したいくらいの脚」と上がり最速33.8秒を記録した末脚振り返りつつ、「久々に”これは”って感触を持ったよ」と相棒をべた褒めした。
「前走では最後の直線で斜行したため、キタノコマンドールの実力に疑問符がつけられていました。しかし今回、若駒Sの勝ち馬ケイティクレバーや京成杯(G3)で2着と好走したコズミックフォースを相手に見事勝利。一定の実績を持つ馬に先着する走りを見せたことで、確固たる実力があることを証明しましたね。
あの末脚は一線級、と見る者も多いようです。福永騎手も主戦を務めるワグネリアン以上に絶賛しているため、一部からは『あの鬼脚に匹敵!?』、もしくは『上回るのでは?』なんて声まで上がっていますよ。クラシック戦線にまた面白い馬が1頭現れたと考えていいのではないでしょうか」(競馬誌ライター)
評価を急上昇させているキタノコマンドール。レース後に放牧に出されたため、次走がどこになるのかは不明だが、素質馬が徐々にその頭角を現してきたことは間違いない。