【アンタレスS(G3)展望】混戦続く古馬ダート戦線!?久しぶりの実戦となるグレイトパールは結果を残すことができるのか?
昨年のこのレースでは大きく負けているナムラアラシ(牡5、栗東・牧田厩舎)だが、今年はアルデバランS(OP)、仁川S(OP)を連勝している勢いがあり、リベンジに燃えている。後方からの追い込みという極端な競馬をすることが多いが、直線では器用に馬群をさばいて結果を残しているだけに、軽く扱うことができない存在だ。転厩初戦となる今回は難しいレースとなりそうだが、3連勝での重賞初制覇がかかる。
交流重賞ながら連続2着のトップディーヴォ(牡6、栗東・昆厩舎)も力を着け、ここでの上位争いを演じるだけの素質はある。週末の阪神競馬場は雨予報となっているが、重馬場を得意としているこの馬にはまさに恵の雨で今後に向けての試金石となるレースで結果を残すには最高の条件となりそうだ。
このほかでは交流重賞では常連となっているマイネルバサラ(牡5、美浦・松山厩舎)や芝の長距離重賞などで活躍していたモンドインテロ(牡6、美浦・手塚厩舎)なども出走予定となっており難解なメンバーが揃った。
今年は29頭が登録しているように熾烈を極める古馬ダートの中距離戦線。過去にはホッコータルマエなどの偉大な名馬が勝利してその後の活躍のきっかけにもなったアンタレスS(G3)。復帰戦となるグレイトパールはここから活躍することができるのだろうか。注目のレースは15日(日)阪神競馬場15時30分に発走予定となっている。