【青葉賞(G2)展望】ダノンマジェスティ・オブセッションなど超豪華メンバー集結!「史上最強の前哨戦」へ熱視線!!
きさらぎ賞(G3)で人気を裏切ってしまったダノンマジェスティ(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)は、今度こそ結果を残したいだろう。
約2億3000万円という高額で競り落とされた超良血馬のデビュー戦は、直線で外へ膨らむ危うさを見せる展開。しかし、最後は上がり33.0秒の鬼脚を見せる快勝で、地力の高さをアピールした。
この勝利で一気にクラシック候補へ名乗りを上げたわけだが、続くきさらぎ賞では最後の直線の入り口で失速。そのままコーナーで大きく膨らんでしまい9着と大敗してしまう。潜在能力の高さを賞賛されていた素質馬だが、今後を不安視する声が続出することになってしまった。
しかし、前走の大寒桜賞で再び好走を見せることに成功。後方追走から馬群をこじ開けるように伸びて、ゴール前4頭並びの激戦を制する。先行有利の流れを伸び切って差し切る強い競馬を見せつけた。
能力の高さはすでに証明済み。折り合いが重要なカギを握ることは間違いない。
「大器」と評されるオブセッション(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)も上位争いが可能だ。
前走の弥生賞(G2)は4角で外に膨れる暴走で7着に沈んだ同馬。気性の若さを露呈することになってしまったが、これまでの走りを考えれば主役候補であることは疑いようがない。
デビューから無傷の2連勝。特に皐月賞馬イスラボニータの2歳レコードを更新した2戦目のシクラメン賞(500万下)は、度肝を抜く走りを披露した。各馬の脚色が鈍るなか、1頭だけ別次元の走りで突き抜け1分45秒6のレコード勝ち。4馬身差をつける圧勝劇を演じてみせた。
新馬戦でも結果を残しているように広い東京コースは大歓迎。改めて注目したい1頭だ。