日本ダービー(G1)「1週前追い切り」で際立つ馬は!? 関係者情報含む「光る馬4頭」をピックアップ


 皐月賞は1番人気で7着と期待を裏切った為、陣営はそのリベンジに燃える。栗東CWコースで藤岡康太騎手が跨がり、ジュンテオドーラは先行、ポポカテペトルは後ろからの3頭併せ。速いラップで飛ばすが安定した走りをみせる。折り合いも十分。直線、内からジュンテオドーラに追いつき、残り2Fを切ったところから仕掛けられるとあっさり抜け出す。全体時計は7F92秒台だが、加速した4F49.7秒、ラスト1F11.7秒で迫力ある動きを見せた。

「今のところ、前走時より状態上昇してます。そもそも前走は、悪い馬場の影響というよりも、レースを意識して調教を軽くしてしまい、万全じゃなかったことが原因だと言われてます。今のところオーバーワークでもないのにこの時計ですからね。期待が膨らみますよ」(同記者)

 友道調教師も「全体通し速かったし、前半折り合い、追ってもよかった」とワグネリアンに太鼓判を押していた。道悪のダメージもないとのことで、当日騎乗する福永祐一騎手の”日本ダービー初V”にかなり近づいてきた。果たして、王手をかけられるか、来週の最終追い切りが楽しみだ。

 最後に紹介するのは、皐月賞2着だったサンリヴァル(牡3 栗東・藤岡健一厩舎)。一週前追い切りは坂路で、安田記念出走予定のヒーズインラブを3馬身先行させて追走。ラスト3Fから差をつめて交わす。全体時計は4F52.2秒。2F24.0秒、1F12.1秒と、スピードが落ちることはなかった。馬体からみても調子落ちもなさそうである。

「身体にブレがなかったですね。力強い走りで、良い追い切りでした。前走の反動もなく力は出せる状態です。このまま無事に当日を迎えられれば、ダークホースになるでしょう」(同記者)

 以上4頭を取り上げたが、この中でワグネリアンが逆転の最有力候補であろう。しかし、これは現時点での話であり、まだ最終追い切りも控えている。出走馬の動きにレース直前まで目が離せない。

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