
日本ダービー「平成ベスト5」発表! 武豊の「伝説」を抑えて1位を獲得したのは、やはりあの「快挙」
平成ダービー第4位 ナリタブライアン、史上最強ダービー馬!?
90年代の最強馬は?というお題であれば、必ず挙がるのがこのナリタブライアンであろう。年が明けた1994年から使った3レースの単勝オッズが、共同通信杯は1.2倍、スプリングSも1.2倍、皐月賞は1.6倍で、それぞれ4馬身、3馬身1/2、3馬身1/2という着差でどのレースも楽勝。そして、日本ダービーに向かうのであった。
しかし、ここまでの道のりは順風満帆ではなかった。
1993年、デビューは夏の函館で2着。2戦目で2着に9馬身差をつけて大楽勝。3戦目は重賞の函館3歳S(現•函館2歳S)に挑むも6着。ここまで芝1200mを使っていたが4戦目から距離を伸ばし、500万特別1着、デイリー杯3歳S(現•デイリー杯2歳S)3着、京都3歳S(現•京都2歳S)1着、朝日杯3歳S(現•朝日杯FS)1着と、ここまで7戦を要している。
「普通、クラシックに向かう馬なら、この時期、今も昔も2、3戦。多くて4戦ぐらいで、ナリタブライアンはほぼ倍の数を使ってます。おそらく、気性的な問題もあって諦めて短距離を使っていたが、だんだん馬が慣れてきて、途中からクラシック路線に変えてきたんじゃないでえしょうか」(競馬記者)
軌道に乗り始めてからから無敵となったナリタブライアンは、10戦7勝2着1回3着1回で日本ダービーに行く。当日単勝オッズ1.2倍の一本かぶり。レースが始まると、ダービーポジションあたりの6番手追走。少し掛かるそぶりがあったくらいで、最後最速上がりで弾けて5馬身差の圧勝だった。
「ナリタブライアンがダービー最強馬であるかどうか、人によってジャッジが分かれるところですが、勝った8レースの着差の総計が29馬身1/2差。1レースあたり3馬身1/2差以上で勝っているダービー馬は、確かに最強ではないでしょうか」(同記者)
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA最高獲得賞金・テイエムオペラオー「行方不明」の実態。DQNファンの度重なる”異常行動”にゴールドシップやオグリキャップなど被害続々……
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA崖っぷちジョッキー関西編~四位洋文・小牧太・鮫島良太・柴田未崎ほか~
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客