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2018.06.17 10:22
阪神・藤浪晋太郎「メンタル克服」を支えた武豊&キズナ。競馬界のレジェンド復活の日本ダービー「2013年5月26日」の偶然
編集部
「嬉しい気持ちと悔しい気持ちと、複雑ですね。色んな方に勝ちを付けてもらった。次は自分の力で恩を返せるようにしたいです」
15日に行われた「日本生命セ・パ交流戦」楽天戦で、約1年以上勝利から遠ざかっていた阪神タイガース・藤浪晋太郎投手が復活を遂げる白星を手にした。
昨年5月のヤクルト戦から407日ぶりの勝利。交流戦5勝9敗と不振に喘ぐチームに、ようやくエースが帰ってきた。
一時は右打者に対しての死球を恐れるあまり、まともにコントロールが付かず精神面の問題や「イップス疑惑」を囁かれていた藤浪投手。本人はあくまで技術的な問題と主張しているが、いずれにせよ鳴り物入りで入団し、プロとして1年目から結果を残してきたエリートにとってはキャリア最大の苦悩だったに違いないだろう。
そんな藤浪投手が「色んな方に勝ちを付けてもらった」と話す通り、今回の復活劇は周囲の様々な人々の支えがあってこそ。『日刊スポーツ』の取材によると、その中の1人が競馬界のレジェンド・武豊騎手だったそうだ。
中でも、復活を目指していた藤浪投手が特に心を打たれたのが、2013年の日本ダービー(G1)だった。
当時、同じようにキャリア最大の不振に喘いでいた武豊騎手が、キズナで5度目のダービー制覇し鮮やかな復活を飾ったレース。「ゴールの後、豊さんのグッと小さく噛みしめるようなガッツポーズに、どれだけの感情がこもっていたんだろう、と思うと……。自分も頑張れます」と心の支えになっていたようだ。
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