JRA石橋脩ブチギレ騒動……馬質向上の裏で苦悩も?
レースでは6番人気のアルセナーレに騎乗していた石橋騎手は、好スタートを決めてハナを主張。だが、外から杉原誠人騎手のロマンスマジックが競りかけたため、激しい主導権争いに。2頭で後続を大きく引き離しつつ後半戦へ突入。だが無理がたたったのか、2頭とも3、4コーナー中盤で後続に交わされると、そのままズルズルと下がり、掲示板にも載ることができずにレースを終えた。
「このレース直後、石橋騎手は凄い剣幕で競りかかってきた杉原騎手にキレたそうです。たしかに先に出たのは石橋騎手だったので、杉原騎手が譲って良かったとも思います。しかし、杉原騎手もあそこまで譲らなかったということは、陣営から『逃げ』の指示があったと考えられます。石橋騎手の気持ちも分かりますが、杉原騎手にも彼なりの事情があったのでしょうから、一方的に怒るのはちょっといただけないですよね」(競馬記者)
レース後に怒りを見せるのは、真剣に取り組んでいたからだとも考えられる。だが最近は、石橋騎手の性格に変化があると語る関係者もいる。
「以前はとっつきづらい面もありましたけど、どちらかといえば温厚な性格でした。ですが、このところピリピリした一面を見せることも多くなったと言われています。成績が向上するに連れて大手のクラブオーナーの所有馬に騎乗することも増えましたからね。人知れずプレッシャーを感じて、入れ込んでしまっているのではないでしょうか。少々心配です」(競馬関係者)
これまで長きに渡る雌伏の時を耐えてようやく才能を開花させた石橋騎手。今後の競馬界を背負って立つ人間であることは間違いないだけに、普段の立ち振舞いなどにも注意したほうがいいと思うのだが……。