JRA「3歳ダート善戦王」返上!? 関係者情報で読み解くレパードS「鉄板」4頭
相手筆頭「○」に選んだのは、アドマイヤビクター(栗東・友道康夫厩舎)だ。
昨年6月の新馬戦(阪神競馬場・芝1800m)を4着で終えたあと休養に入ったアドマイヤビクター。休養は長期に渡り、結局復帰は1年後となる今年の6月。しかも芝ではなくダート戦でのことだった。
しかし、適性があったのか、復帰初戦で2着に4馬身差つける圧勝を飾ると、続く500万下(1900m)も後続を寄せ付けない快勝。圧巻の走りを見せつけた。
「アドマイヤビクターはダートで復帰しましたが、これは歩様が悪いことを不安視したためといわれています。試してみて大丈夫だったら、芝に戻す予定だったのかもしれませんが、ダートで2戦2勝と活躍。まさに怪我の功名ですね。
今回は抽選に回ることになりましたが、見事に突破。友道調教師も『運も味方してくれている』と笑顔を浮かべていました」(現場記者)
名伯楽のひとりとして数えられる友道調教師だが、意外にもダート重賞勝利はなく、さらに今回が2年1カ月ぶりの参戦になるという。
アドマイヤビクターは友道調教師にダート重賞初勝利をプレゼントすることができるだろうか?
そして「▲」に名前を挙げたいのはエングローサー(栗東・清水久詞厩舎)だ
父はジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)を唯一二連覇したトランセンド、母父には幾頭もダート重賞勝ち馬を輩出しているアフリートを持つエングローサー。
昨年は芝をメインにしていたが、今年からダートに転向。ダート初戦を3着で終えると、2戦目で初勝利。3戦目はユニコーンSに出走して7番人気ながら、上がり最速タイの35.2秒の末脚を発揮して3着に食い込む好走を見せた。
「こてこてのダート血統を持つ馬の才能が開花しつつあるね。前走では最後の直線で一旦詰まるロスが痛かった。だけど、そこからは伸び脚はすばらしいものがあったよ。陣営も内容には満足げで悲観はしていなかったよ。
今回は初めてコースを一回りする競馬にチャレンジ。4回カーブを曲がることになるけど、そのあたりがこなせれば面白い存在だと思うよ」(競馬記者)
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