GJ > 競馬ニュース > 国枝栄調教師の苦悩
NEW

JRA「牝馬3冠」国枝栄調教師の苦悩……アーモンドアイの大成功も素直に喜べない「現代版・牧場巡り」の実態とは

【この記事のキーワード】, ,
JRA「牝馬3冠」国枝栄調教師の苦悩......アーモンドアイの大成功も素直に喜べない「現代版・牧場巡り」の実態とはの画像1

「ここはトレセンだよなあ」

 そう呟いたのは、2年前のとある火曜日の国枝栄調教師。競馬界は月曜日が全休日として、いわゆる休日扱いになっているが、その翌日火曜日になってもトレセンの調教スタンドに姿を見せる調教師はまばら……。

『東京スポーツ』の記事によると、大半の調教師が月曜日から「牧場巡り」に出掛けており、毎週閑古鳥が鳴いているようだ。関東を代表する敏腕調教師は、年々空洞化するトレセンの存在意義に危機感を募らせているという。

 従来、調教師による「牧場巡り」というと、放牧に出している管理馬の様子を見るついでに「未来の管理馬」を求めて幼駒を見て回る。行き先は多くの生産牧場が集う「北海道」が定番……。そんなイメージだが、どうやら”それ”は今となってはずいぶん古いようだ。

「昔は牧場巡りというと遠路はるばる北海道に飛んでの視察でしたが、最近は『外厩』施設へ管理馬の様子を見に行くことが定番になっているようです。

 放牧先に充実した調教施設を兼ね備えている外厩といえば、福島のノーザンファーム天栄や滋賀県のノーザンファームしがらきが有名ですが、山元トレセンや大山ヒルズなど本当に数多くの外厩施設が存在し、今では日常的に利用されています。

 大きな違いは調教施設の充実も然ることながら、東西トレセンとの距離が近くなったことで、より手軽に、つまりは頻繁に利用できるようになったこと。

JRA「牝馬3冠」国枝栄調教師の苦悩……アーモンドアイの大成功も素直に喜べない「現代版・牧場巡り」の実態とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛