JRA秋華賞(G1)アーモンドアイ「呪い」で三冠確実!?「時代」に選ばれた国民的「英雄」ディープインパクト”怪奇”の再来
まるで「運命」や「時代」といった”見えない大きな力”がアーモンドアイの「三冠達成」を後押ししているかのように――。
「アーモンドアイの三冠がクローズアップされている秋華賞ですが、重賞勝ち馬がわずか4頭という寂しいメンバーになってしまいました。春にアーモンドアイと戦った有力馬たちが相次いで故障したため、一部の関係者の間では『アーモンドアイの呪い』なんて言われ方もしていますね。
もちろんアーモンドアイ陣営が望んだことではないですし、競馬に故障はつきもの。例えばキタサンブラックが大活躍した際も、本来ならクラシックを分け合い最大のライバルとなるはずだった、同世代のドゥラメンテが故障によって早期に引退していたように、多かれ少なかれそういった因果関係のようなものはあります。
競馬の歴史を振り返れば、時として突出したスターホースが生まれる際には、今回のような”偶然”が重なることがあるのは不思議ですね」(競馬記者)
記者の話によると、どうやらこの「呪い」というややオーバーなフレーズは、新しく生まれたものではないようだ。つまり、過去にも今回のアーモンドアイと同じように、ライバルたちに次々とアクシデントが降りかかる”偶然”が重なった馬がいたということである。
「実は今、種牡馬として日本競馬を牽引しているディープインパクトも現役時代には、何故か負かした馬たちが次々と故障する状況がありました。本馬はJRAタイ記録となるG1・7勝を達成していますが、その2着馬の内6頭が1年以内に故障……何事もなかったのは引退レースの有馬記念(G1)で2着だったポップロックだけでした。
そのため、ある雑誌が『ディープインパクトの呪い』と銘打って、この事実を掲載。当時、本馬が国民的な注目を浴びていたこともあって、瞬く間に競馬ファンや関係者の間にもまことしやかに広まったというわけです」(別の記者)