GJ > 競馬ニュース > 府中牝馬S・展望
NEW

【府中牝馬S(G2)展望】JRA「スーパー牝馬G2」! 充実ディアドラにデムーロリスグラシューが襲いかかる

【この記事のキーワード】, ,

 14日、3歳牝馬クラシック最終戦となる秋華賞(G1)が行われるが、前日の13日土曜日には府中牝馬S(G2、芝1800メートル)が開催される。頭数は多くないがレベルの高いメンバーが揃った。どんなレースになるのか、府中牝馬Sを展望する。

【府中牝馬S(G2)展望】JRA「スーパー牝馬G2」! 充実ディアドラにデムーロリスグラシューが襲いかかるの画像1ディアドラ(競馬つらつらより)

 優勝候補の筆頭は昨年の秋華賞馬ディアドラ(牝4歳、栗東・橋田満厩舎)。前走の札幌クイーンS(G3、芝1800メートル)は圧巻だった。道中は後方を進み、直線では大外から楽な手応えで差し切った。他の有力馬の多くが春以来のレースとなる中、夏に一度使ったアドバンテージは大きい。

 このレースは牝馬による中距離女王決定戦、エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)の前哨戦でもあるが、ディアドラはエリザベス女王杯を使わずに香港C(G1)に向かう予定。京都外回り2200メートルは昨年のエリザベス女王杯で12着と惨敗、今年初戦の京都記念(G2)でも6着と結果が出ていないからだ。ここを順当に勝って、香港Cでも好走してほしい。

 鞍上はC.ルメール騎手。翌日には秋華賞の歴史的大本命馬アーモンドアイの騎乗が控える。ここを取りこぼすようなケチは付けたくない。

【府中牝馬S(G2)展望】JRA「スーパー牝馬G2」! 充実ディアドラにデムーロリスグラシューが襲いかかるの画像2

 能力はディアドラ以上かもしれないのがリスグラシュー(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎)。阪神JF、桜花賞、秋華賞、ヴィクトリアM。これまで4度のG1レースで2着と涙を飲んだ。この秋は必勝を期して、主戦だった武豊騎手からJ.モレイラ騎手への乗り替わりが発表され、ファンの間に衝撃が走った。

 ところがモレイラ騎手は騎乗停止。ここを予定していた昨年のエリザベス女王杯馬モズカッチャンが軽い熱発で回避したため、同馬に騎乗予定だったM.デムーロ騎手がリスグラシューに騎乗する。JRAのG1は大阪杯以来勝っていないデムーロ騎手。先日の南部杯(Jpn1)ではルヴァンスレーヴで、ゴールドドリームのルメール騎手に一矢報いた。勢いづけば恐い騎手、馬の実力も証明済み。ディアドラと互角と言っていい。

 今年のヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)、ハナ差でリスグラシューのG1制覇を阻止したのがジュールポレール(牝5歳、栗東・西園正都厩舎)。重賞初制覇がG1初制覇となった。デビューは3歳春と遅かったが、ぐんぐんと力を付けてきた。マイル中心に使われ全戦績は【6・2・2・4】と高値安定。掲示板を外したのは昨年のエリザベス女王杯(16着)のみ。目標はマイルCS(G1)になるが1800メートルは1戦1勝と守備範囲内。軽視はできない。

【府中牝馬S(G2)展望】JRA「スーパー牝馬G2」! 充実ディアドラにデムーロリスグラシューが襲いかかるのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛