武豊オジュウチョウサンで外国人騎手「連続G1勝利」ストップ!?「16対2」大チャンス逃し、ますます暗い「今後」の見通し

朝日杯FS本命グランアレグリアのC.ルメール

 馬の力を無視すれば、日本人騎手16対外国人騎手2である。7対7だったジャパンCから比べれば、圧倒的なチャンスだ。しかし、結果は冒頭で触れた通り、C.デムーロ騎手のダノンファンタジーが勝利……元JRA騎手の安藤勝己氏は、半馬身差の2着だったクロノジェネシスとは「騎手の差」と述べており、ますます日本人騎手の肩身が狭くなっている状況だ。

 これで外国人騎手が9週連続G1勝利。ただ「今後」を見通しても、日本人騎手たちには相当な奮起が必要のようだ。

「今週末の朝日杯フューチュリティSは新馬戦で負かしたダノンファンタジーが2歳女王になったこともあって、牝馬ながらルメール騎手のグランアレグリアが抜けた人気になるでしょうね。デムーロ騎手が期待を掛けるアドマイヤマーズも相当な器といわれています。先週の阪神JFのように力通りの結果になりやすい阪神の外回りコースで、この2強を破るのは難しいかもしれません。

さらに翌週の有馬記念も、ルメール騎手の天皇賞馬レイデオロが本命視されています。他にもシュヴァルグランのH.ボウマン騎手やミッキーロケットのO.マーフィー騎手らも加わっており、外国人騎手の層がますます厚くなる想定です。

年末のホープフルSには、早くも『2歳牡馬No.1』と呼び声高いサートゥルナーリアにデムーロ騎手が騎乗して大本命になるでしょうね」(競馬記者)

 どうやら年内残り3つのG1も1番人気馬は、すべて外国人騎手が乗ることになりそうだ。ホープフルSが終われば、仮に外国人騎手がG1を勝ち続けていてもG1開催そのものが一段落するので、少なくとも「外国人騎手○週連続G1勝利」という見出し自体はなくなる。だが、多くの日本人騎手たちにとって、そのような決着が本望でないことは明らかだ。

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