【ターコイズS(G3)展望】JRA「未完の大器」集結! 中山マイルに飛躍誓う牝馬たちの熱い戦い


 重賞2着が5回のフロンテアクイーン(牝5、美穂・国枝厩舎)も有力馬。昨年のターコイズS(G3)から中山牝馬S(G3)、クイーンS(G3)までの3戦を連続2着と、牝馬限定重賞では常に上位争いをしている。前走のエリザベス女王杯(G1)は7着だったが、ここまでの実績を考えればG3なら自力上位の存在。オープンクラスの馬なのに未だ2勝と勝ちきれないところがあるのは事実だが、出走したレースの半分以上で3着以内成績を残す安定感はある。今回も上位争いに絡んできそうだが、今度こそ3勝目が欲しいところ。

 最も勢いがありそうなのはディメンシオン(牝4、栗東・藤原厩舎)だろう。夏の中京競馬場、新潟競馬場、秋の京都競馬場と違う競馬場のレースで3連勝を飾るなど充実ぶりがうかがえる。初めての中山競馬場での出走となるがトリッキーといわれるマイル戦をこなすことができれば勝機は十分にある。

 この他、昨年のこのレースを勝利したミスパンテール(牝4、栗東・昆厩舎)や中山牝馬S(G3)勝ちのカワキタエンカ(牝4、栗東・浜田厩舎)などは、重賞実績が豊富。

 各世代の実力馬がそろって出走するターコイズS(G3)。真冬の中山競馬場を舞台に牝馬同士の熱い戦いが繰り広げられる。注目のレースは15日(土)中山競馬場で15時25分の発走予定だ。

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