武豊「JRA5000勝」を語る……「厳しくなる状況」「年齢」でも、困難を楽しんでこそ?
JRAの武豊騎手が「週刊ギャロップ」(産経新聞社)の新春恒例インタビューに登場。昨年を振り返り、今年への意気込みを語っている。
無論、昨年もたくさんの話題を競馬界に振りまいたレジェンドだが、”高み”を目指し続ける武豊騎手にとって、2018年は「消化不良」だったようだ。
「4000勝とオジュウチョウサンはあったんだけれど、他には……という感じでした」
今年9月29日に、前人未到のJRA通算4000勝を達成した武豊騎手。障害王オジュウチョウサンとの有馬記念参戦は大いに話題になった。しかし、JRA年間勝利数は76勝、重賞8勝(G3を7・G2を1)。本人としては、とにかく物足りなかったようだ。「100勝はしたかったですね」と、年間100勝へのこだわりも覗かせる。
しかし、いつまでも後ろばかり振り返らないのもレジェンドの証明。さらなる「前人未到」への意欲を見せている。
「『5000勝』を次の目標にしていますね。4000勝の反響から『もう一度この感覚を味わいたい』と思ったようです。今年で50歳。ここから年間100勝をし続けても還暦が見えるレベルですからね。ハードルは非常に高いでしょう。