KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大「卒業」に秘められた思いを告白。「100m歩くのに10分もかかった」盟友・佐々木寿人にさえ明かさなかった満身創痍の3年間

確信のホームランがレフトフライに……イメージと現実との乖離が卒業を加速させた

 特に前原に卒業の決断をさせたのが、昨シーズンの自身の最終戦だ。

 セミファイナルはあと1日を残しながら、この日が5位・KONAMI麻雀格闘倶楽部にとっての最終日。あとは他チームの結果待ちという状況で、この日試合がなかった4位・EX風林火山を逆転してプレッシャーをかけることが必須となっていた。

 そんな大事な第1戦を任されたのが前原だった。そして前原は、その期待に応えるが如く倍満を成就させるなど、南3局を迎えた時点で51500点のトップに立った。このまま逃げ切れば、KONAMI麻雀格闘倶楽部のファイナル進出が大きく近づくという、チームにとっても絶対に落とせない状況だった。

 しかし、ここから渋谷ABEMAS日向藍子に12300点の放銃で逆転を許すと、最終局でも4巡目に先制リーチをかけながら逆に放銃に回って終戦……。特に最後の4・7索待ちのリーチは、前原の中でツモれる確信があったという。

 それがツモれないどころか逆に放銃に回ったことには、日向を称賛しながらも「『これは入ったな』ってホームランを確信したのに、レフトフライに終わった感覚」と自身の選手としての“衰え”を感じざるを得なかったようだ。

「若い時に比べれば、色々な能力が落ちていることは当然なんですけど、展開とか、運とかを逃げ道にしちゃいけない。あの大事な試合で5万点も持っていて、あそこから交わされるっていうのは力のない証拠」

 そんな前原に追い討ちをかけたのが、マネージャーとの契約の対談を控えた際に負った骨折だ。外出先で転倒してしまい、右の肩甲骨を骨折。当時は医師から完治までに長引くとの宣告を受け、来シーズンに向けて大きな懸念材料になってしまった。

「僕は身体で打つタイプだから反射神経が大事。だから毎日毎日稽古をしていかないとダメなんだけど『最低でも約2カ月は支障が出る』と言われて、『そこから仕上げて間に合うのか……』と」

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