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パチンコ店「オリンピック」中の入れ替えはどうなる?「旧規則機」の入れ替え撤去の継続を要請

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 新型コロナウイルス感染拡大の観点から国家公安委員会は昨年5月、「遊技機の規則に関する経過措置」を従来の3年から4年に変更した。この施行を受けて、「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」は旧規則機の取り扱い内容をすぐさま決議した。

 この決議によると、高射幸性機は従来通りの撤去が義務付けられたものの、2021年に検定切れを迎える遊技機は最大2021年11月30日までの設置が可能。ただし、これら旧規則機の取り扱いについては、パチンコ・パチスロ産業21世紀会に計画的な撤去の旨を記した「誓約書」と、入れ替えの際にその都度、所轄警察署へ「新旧遊技機設置比率明細書」を提出する必要がある。

 元々、旧規則機の計画的撤去に関しては、遊技機のタイプ別に「オリンピック・パラリンピック期間中を考慮して順次撤去」、もしくは「オリンピック・パラリンピック期間を除く」とされていた。

 だが、現状はパチンコ機が80万台以上、パチスロ機が70万台以上の旧規則機の設置があるとされ、定番の『海物語シリーズ』や『ジャグラーシリーズ』だけでも相当数に及ぶという。

 これらの入れ替えや撤去が短期間に集中すると、その対応が非常に懸念されるとし、日本遊技機工業組合と日本電動式遊技機工業協同組合は4月12日、全日本遊技事業協同組合連合会、日本遊技関連事業者協会、MIRAIぱちんこ産業連盟、余暇環境整備推進協議会の4団体に対して、オリンピック・パラリンピック期間中においても旧規則機の入れ替え撤去を継続するよう文書を通じて協力を要請したそうだ。

 これについて、全日本遊技事業協同組合連合会は4月19日、各都県方面遊協に対してオリンピック・パラリンピック機関の遊技機の入れ替えについて通知した模様。業界各誌が報じている。

 通知文書では、パチンコ・パチスロ産業21世紀会の決議時点では、オリンピック・パラリンピック期間中の入れ替えは難しいと行政に要望していたとのこと。しかし今年2月~3月の旧規則機の撤去状態は約1%と低く、4月以降の新規則機導入予定も低調と説明。

 この状況下では11月末までの完全撤去は困難と予想されることから、オリンピック・パラリンピック期間中における計画的撤去継続の要望が出されたと述べたそうだ。

 その上で、オリンピック・パラリンピック期間中が撤去期限の遊技機は10月以降の入れ替えもあり得るとした昨年の想定とは状況が異なり、新規則機の導入が大幅に遅れていると説明した。

「業界としては、11月には旧規則機の完全撤去を完遂しなくてはならない」と協力を呼び掛けているという。

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