「初代継承と爆速ライトミドル」今年のサミーは『北斗無双』シリーズが大活躍!! 【ヒットメーカー「2022年の軌跡】

　初当りの55％が4500個（1500×3回）+RUSHチャレンジ突入という超重量級スペックを実現した最新タイトル『P TIGER ＆ BUNNY～完全無欠WILDスペック～』の導入を控えるサミー。当記事では、そんな同社がリリースした2022年のパチンコ機を振り返りたい。

　今年は、ナンバリングタイトル第9弾となる『P北斗の拳9 闘神』や、高速消化×超高ループのSTを堪能できる『P頭文字D』など総勢9機種をリリース（予定含む）。その中でも特に反響を呼んだ機種といえば、やはり同社の代名詞的存在でもある『北斗』シリーズだろう。

『P真・北斗無双Re:319ver.』

■大当り確率：約1/319.7→約1/71.1
■賞球数/カウント：1＆2＆5＆15/10C
■確変割合：ヘソ→50％　電チュー→100％（ST130回）
■電サポ回数：100回or130回
■遊タイム：非搭載
■大当り出玉・振り分け
・ヘソ
「6R確変・約900発」50％
「6R通常・約900発」50％
・電チュー
「10R確変・約1500発」70％
「3R確変・約450発」30％
○○○
　CR時代に爆発的人気を博した『初代北斗無双』。そのゲーム性を踏襲した本機は、継続率約84％のV確STタイプとなっている。初当り時は50％で電サポ130回のST「幻闘RUSH」へ突入、突入せずとも時短100回の「激闘ミッション」が付与されるので、引き戻しからのST突入も狙うことが可能だ。

　ST中は約1/71.1の大当りを射止めるゲーム性で、継続率は初代よりもパワーアップ。獲得出玉も16R2400発から減った分、10R1500発の最大ラウンド比率が70％と上昇しているため、トータルでみれば初代と遜色ない仕上りだ。

　ST中の演出については、初代と同様に多彩なキャラクターが用意されており、こちらも初代らしさは健在だ。

　前評判こそ高かったものの、導入されてしばらくの間は低迷が続いていた本機。だが、最近になってホールでの稼働率がアップしたとの声も少なくない。昨今の「超高速RUSH」ブームに疲弊したプレイヤーたちが「まったりRUSHを楽しみたい…」との理由から、再び『北斗無双』に戻り始めているようだ。今後も一定の人気を保ちつつ、ホールの稼働に貢献してくることだろう。

『P真・北斗無双 第3章 ジャギの逆襲』

■大当り確率：約1/199.8
■小当り確率：約1/2.90
■大当り+小当り確率：約1/2.86
■賞球数/カウント：1＆5＆15/10C
■時短突入率：ヘソ100％・電チュー約81％
■時短回数：1回or255回
■遊タイム：非搭載
■大当り出玉：約1500発or約300発

○○○
　そんな『P真・北斗無双Re:319ver.』以上に好評を得たマシンといえば、兄弟機『P真・北斗無双 第3章 ジャギの逆襲』に違いないだろう。

　スぺックは突破型のライトミドルで、初当り後は必ず時短1回の「神拳ROAD」へ移行。ここで「ケンシロウ・トキ・ラオウ」との3連戦に勝利できれば、ラッシュ「JAGI BATTLE」突入となる。

「JAGI BATTLE」は継続率81％のバトルループタイプで、RUSH中は継続・非継続問わずすべての大当りで10R（1500発）を獲得できる仕様。さらに、右打ち中の実質大当り確率は約1/2.9＝即当り+継続ジャッジはラウンド中に行うため、ひとたび連チャンすれば凄まじい勢いで出玉が増加しているのだ。

「即当り×ラウンドバトル×ALL1500発」というミドルタイプ顔負けの猛爆仕様。そのような性能のゆえ、出玉速度は驚異の時速70000発オーバーで、SNS上では60分弱で「一撃75000発」という爆裂報告も寄せられている。

　異例のヒットで現在も絶賛稼働中と、まさしく弟・ケンシロウに一矢報いたジャギ。これからも、夜21時過ぎから一発逆転が狙える“救世主”的な存在として活躍してくれるに違いない。