GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】エアスピネル  > 4ページ目
NEW

【徹底考察】菊花賞(G1) エアスピネル「秋初戦で砕け散ったエリートのプライド……すべてを失った相棒に武豊が施す『最後の魔法』とは」

【この記事のキーワード】, ,

≪結論≫

 常識的に考えれば、やはりエアスピネルが菊花賞を勝ち切るのは至難の業と述べざるを得ない。

 特にここまでほぼ理想通りの競馬をしながらも、後塵を拝したディーマジェスティとサトノダイヤモンドを負かすには、武豊騎手がそれこそ”魔法使い”になるしかない。俗にいう「ユタカマジック」に頼る他ないということだ。

 無論、冗談ではなく、もしもエアスピネルが菊花賞を勝てるとすれば、筆者が考え得る方法は一つしかない。それはエアスピネルの「近代型ステイヤー化」だ。

『考察』の最後にも述べたが、近年の菊花賞は以前に比べて明らかにスタミナの要素の必要性が薄れている。【血統診断】でも語った通り、スタミナの要素に欠ける血統の馬が菊花賞の上位を賑わすことも珍しくなくなった。そして、その代わりに重要な要素として台頭したのが、折り合いやイレ込みといった「精神面の能力」だ。

 体のスタミナではなく、頭のスタミナとでも述べるべきか。そういった「近代型ステイヤー」の最もたるモデルケースが、昨年の菊花賞馬キタサンブラックだろう。

 菊花賞のキタサンブラックは、実に見事な競馬をした。詳細は以前にも述べたので割愛させていただくが、徹底的にインコースと自分のペースにこだわった結果、道中のスタミナロスを最小限に抑えた完璧な競馬だった。

 ただ、キタサンブラックがそんな競馬ができたのも「安定した気性」と抜群の「操縦性の高さ」と「立ち回りの上手さ」があったからこそ。そして、これらはすべてエアスピネルが今持っている長所でもある。

【徹底考察】菊花賞(G1) エアスピネル「秋初戦で砕け散ったエリートのプライド……すべてを失った相棒に武豊が施す『最後の魔法』とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
  3. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  4. 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
  5. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  6. 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
  7. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  8. UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
  9. 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
  10. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル