ジャパンC(G1)で武豊とルメールが「前でバチバチ」! 最高枠をゲットした2頭の思惑は

 23日、ジャパンC(G1)の枠順が確定し、1番人気濃厚のキタサンブラックは2枠4番となった。

 陣営は「いいところに入りましたね。内も欲しかったし、偶数も欲しかった」とご満悦の様子。前走ではよもやの出遅れをしてしまったが、後入れの偶数ならゲートで暴れスタートを失敗する可能性も薄まる。武豊騎手も22日の共同会見で「もともと先行しなきゃダメとはまったく思っていなかったので、スタートや相手、枠順、天候次第でいろいろプランは考えたい」と語っており、基本的にはなんでもござれの状況といえる。そんな中、容易に先行スタイルに持ち込めそうなこの枠は理想的だ。

 ただでさえ弱点が少ない中、枠も最高。こうなると一点の曇りもない状況といえそうだが……。

 最高という点に関していえば、今年のダービー馬レイデオロも同じだろう。レイデオロは1枠2番。この結果には陣営も「極端な外枠は嫌だったので、良い枠でホッとしています」と満足げだ。

 そして、レイデオロ主戦のC.ルメール騎手は「キタサンブラックが一番強いライバル。できればマークしたい」と、すでに”目標設定”も完璧のようだ。

「今年の日本ダービーでは、超がつくスローペースを読み向こう正面から一気に進出し、そのまま押し切るルメール騎手の騎乗が称賛されましたが、レイデオロの操縦性の高さも証明されました。スタートが決まれば逃げ、先行をする可能性が高いキタサンブラックをマークするには絶好の位置ですね。

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