JRA三浦皇成、好調の秘訣は心身を変化させたあの“取り組み” アイビスSD(G3)レジーナフォルテに激走の予感!?

 26日に新潟競馬場で行われる“直線5ハロンの電撃戦”アイビスSD(G3)に、今年4回目の出走となるレジーナフォルテ(牝6、美浦・佐藤吉勝厩舎)で挑むのは三浦皇成騎手だ。2018〜2019年の2年間で【1.3.2.7】と良績を残しているように、新潟の直線芝1000mを得意としている。

 昨年はキャリアハイの102勝を挙げて全国リーディング6位となり、2012年以来のベスト10入りとなった。今年は、落馬の影響で前半出遅れたが、すでに40勝を挙げており、現在リーディング13位につけている。

 実は昨年のキャリアハイの成績、近年の好調は単なる偶然ではないようだ。

 三浦騎手は近年、ボディメイクトレーナーの樫木裕実さんの指導を受けて肉体のメンテナンスを行なっている。樫本さんは、三浦騎手の奥様でタレントのほしのあきさんのトレーナーを務めたこともあり、夫婦共々お世話になってきたトレーナーだ。

 樫木トレーナーのボディメイクは、通常の体幹や柔軟性を考えたトレーニングだけでなく、負傷した時に痛いトラウマが残らない脳と身体作りも行なうため、ケガが目立つ三浦騎手にとっては、大変心強いトレーナーだろう。こうした地道なトレーニングの取り組みにより、身体面の向上やメンタル面にも良い影響を与えているようである。

「このところの三浦騎手は、性格が穏やかになってきて、以前の尖った部分が消えてきたと聞きます。疎遠になっていた加藤征弘厩舎との関係も復活しているようです。元々、実力はあるジョッキーですから、このまま好調が続けば他の厩舎からも声が掛かることもあるかもしれません」(競馬記者)

 三浦騎手は、今年1月に落馬して休養していたが、以前骨折した際に取り付けたプレートやボトルを手術で外すために取った期間として、ポジティブに捉えていた。

 3月に復帰して久々の勝利を挙げた際も、三浦騎手は「やってきたことに自信が持てました。これからは今までやってきた以上のことをやって、さらに成長していきたいと思っています」と、コメントしていたこともトレーニングの賜物かもしれない。

「今回コンビを組むレジーナフォルテは、3歳で挑んだアイビスSDを3着と好走して千直競馬の適性を見せました。コース成績も【2.1.1.4】と得意にしています。昨年10月のルミエールオータムD(L)でも、ライオンボスを破って優勝している舞台です。現在好調な三浦騎手だけに今回もチャンスがあるはずです」(競馬記者)

 三浦騎手は結果を出して、夏競馬後半の弾みとできるだろうか。

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