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「不運過ぎる」戸崎圭太に最悪の結末再び!? レモンポップに続く2週連続の大誤算

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戸崎圭太騎手 撮影:Ruriko.I

 26日、中山競馬場で開催される中山記念(G2)。今年はシュネルマイスター、スタニングローズ、ダノンザキッドのG1馬3頭が出走と豪華メンバーが集まった。それ以外にもG1で連対実績のある古豪や前走で重賞勝ちした実力馬が参戦を予定しており、非常に見応えのあるレースが繰り広げられそうだ。

 ただメンバーと騎乗予定の騎手を見渡してみると、今年の中山金杯(G3)を制したラーグルフは菅原明良騎手と報じられている。ラーグルフと戸崎圭太騎手は、昨年8月新潟の月岡温泉特別(2勝クラス)からコンビを組み、ここまで4戦で3勝と抜群の成績。中山記念でも人気の一角を担いそうな馬だけに、手綱を譲る戸崎騎手も後ろ髪を引かれる思いだろう。

 では戸崎騎手はどうしたのかとなる訳だが、同日の阪急杯(G3)でショウナンアレスに騎乗予定となっている。好相性で上り調子のラーグルフを差し置いてまで、こちらに騎乗することに違和感があるものの、当初はピクシーナイトとのコンビで参戦を予定していた経緯があった。

 ところが、肝心のピクシーナイトに脚元の不安が判明したため、復帰戦に予定していた阪急杯を回避。こちらの先約があった関係で中山記念の騎乗が叶わなかったようだ。競走馬に脚元のアクシデントはつきものとはいえ、G1馬に騎乗する機会を失った上にお手馬が乗り替わる不運に見舞われたのだから、何とも気の毒な話だ。

 また、この乗り替わりで戸崎騎手のツキのなさを感じたファンも少なくないだろう。

レモンポップに続く2週連続の大誤算

 先週のフェブラリーS(G1)を優勝したレモンポップもまた、戸崎騎手が主戦を任されていた馬だった。8戦7勝2着1回とほぼ完璧な結果を残していた馬にもかかわらず、G1の大一番で坂井瑠星騎手へと乗り替わりとなり、自身はドライスタウトに騎乗して4着に敗れたばかり。レモンポップ陣営が最後まで出走に慎重な姿勢を見せたことと無関係とは言い切れないが、結果的に降板した馬にG1を勝たれてしまった。

 それどころか気を取り直したい翌週の重賞でも騎乗予定馬のアクシデントという形とはいえ、ラーグルフに騎乗することが出来なくなったことは痛恨の極みだろう。

 菅原明騎手の起用は1戦限定で代役が濃厚と考えられるが、強敵相手に中山記念を勝利するようならコンビ続行の可能性もないとは言い切れない。もしそんなことになると、戸崎騎手にとっては2週連続の大誤算であり、悪夢のような週末となるかもしれない。

 もしかしたら厄年ではないかと調べてみたのだが、1980年生まれで現在42歳の戸崎騎手は昨年が後厄で今年は1年違いでセーフ。むしろ厄年だった昨年の下半期に活躍していたから、年を跨いで後ろにスライドしたなんてことは気のせいだろうか。

高城陽

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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